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    みやぎゼロカーボンアワード「最優秀賞」受賞|温泉宿が取り組むサステナビリティ・SDGsとは

    温泉廃熱エネルギー利用、建物・設備の省エネ化、フードロス削減などCO2削減に関する多方面の取り組みが評価【宮城/温泉リゾート一の坊】

    2024年3月5日 11:00
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    「温泉の熱」を活用する、温泉廃熱利用システムを導入・運用
    「温泉の熱」を活用する、温泉廃熱利用システムを導入・運用
    「株式会社一の坊(イチノボウ)」(本社/宮城県仙台市 代表取締役 髙橋 弘行)は、令和5年度「みやぎゼロカーボンアワード」にて「最優秀賞」を受賞しました。

    名称 令和5年度みやぎゼロカーボンアワード 最優秀賞
    主催 宮城県
    受賞対象 株式会社一の坊(宮城県で温泉リゾート運営)
    表彰式 2024年3月16日(土) 13:30~14:00 せんだいメディアテーク1階「オープンスクエア」(〒980-0821宮城県仙台市青葉区春日町2-1)
    ※表彰式は、県主催環境イベント「みやぎゼロカーボン大作戦」内で実施(入場無料)

    背景 ~みやぎゼロカーボンアワードとは~

    宮城県では「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」を策定、温室効果ガス排出量を2030(令和12)年度までに2013(平成25)年度比で50%削減する目標と計画を立てています。

    「みやぎゼロカーボンアワード」は、地球温暖化対策において顕著な功績のあった個人・団体を知事が表彰し、その優れた取組を広報することで、他への波及を図ることを目的とした表彰制度で、令和5年度の受賞者(最優秀賞1件及び優秀賞4件)が決定しました。

    株式会社一の坊では、活用されないまま廃棄されてしまう「温泉の熱」に着目し、その熱エネルギーを利用する温泉廃熱利用システムを導入しました。

    【評価ポイント】
    ・「温泉の熱」を利用した温泉廃熱利用システム導入・運用
    ・建物・設備の省エネ化
    ・オーダービュッフェスタイル導入によるフードロス削減
    ・経営トップを含め、全社一丸となってPDCAによりCO2削減に取り組むシステム構築
    ・CO2排出量42%削減、エネルギー使用量37%削減

    「温泉の熱」を利用した温泉廃熱利用システム

    温泉廃熱回収利用システム
    温泉廃熱回収利用システム
    2023年春OPEN 源泉かけ流し温泉付客室
    2023年春OPEN 源泉かけ流し温泉付客室
    仙台・作並温泉ゆづくしSalon一の坊(センダイ・サクナミオンセン ユヅクシサロンイチノボウ)では、浴槽からあふれ出るなど活用されないまま廃棄されてしまう「温泉の熱」に着目、その熱エネルギーを回収し利用する温泉廃熱利用システムを導入しました。

    客室露天風呂21か所と大浴場から廃棄されてしまう温泉の温度は35℃程度で、毎分90リットルにも及びます。
    この廃棄されてしまう温泉を、二重管式熱交換器に通して熱回収し、浴槽保温のための加熱、貯湯槽補給水の予熱、冬季積雪時のロードヒーターなどに活用しています。
    こうした廃湯の熱を使い切る工夫により、既設ボイラーの稼働を抑制し、重油使用量を大幅削減でき、再生可能エネルギーの活用と環境負荷の低減を実現しました。

    オーダービュッフェスタイル導入によるフードロス削減

    食品の廃棄や在庫過多などの「フードロス問題」。
    松島温泉松島一の坊、作並温泉ゆづくしSalon一の坊の食事提供スタイルは、お客様がオーダーをしてから調理を開始する「オーダービュッフェ」。出来たてのひとさらをお好きな順番で楽しむことができる食事スタイルです。
    お客様からオーダーを受けてから目の前で調理、作り立てのひとさらを提供することで、自分が食べられる適正量で食べたいメニューのみをオーダーするため、個別提供や従来ビュッフェに比べて残食による食品ロスを大幅に削減することができます。

    松島一の坊では、2019年度からオーダービュッフェスタイルの本格運用にともない、フードロスを36%削減。食材調理時に出てしまう食べられない部分とお客様の食べ残しを、食品リサイクルに活用できるよう分別し、協業組合松島清掃公社の食品リサイクルシステムで肥料化しています。

    地産地消で環境負荷を低減

    宮城や山形など地元の海で獲れたものや育てたものを消費することは、海洋資源や陸の資源の保護にもつながります。
    また、地元食材を多く使用することによりフードマイレージ(食物を輸送する距離)も削減できるため、運搬におけるCO2削減などの環境負荷の低減にもつながっています。
    さらに、食材の産地を料理長らが訪ねる「ソト活」を通じ、食材の美味しさだけでなく生産者さまの想いをお客様へも届けられるよう学びながら、食材の地産地消に取り組んでいます。

    環境に配慮した持続可能なアメニティなどの採用

    お部屋のアメニティとして提供していたプラスチック製の歯ブラシの代わりに、循環型素材「竹製歯ブラシ」を採用し、お客様へご自身のお気に入りアメニティの持参も奨励しています。
    利用減少した使い捨てシャワーキャップ廃止、お飲み物持ち帰り用カップ蓋をプラスチック製から紙製に変更するなど、プラスチックごみを削減する3R+Renewableを促進しています。

    建物・設備の省エネ化

    社長が責任者を務める「快適エコ活動推進委員会」を設置、全社一丸となってPDCAによりCO2削減に取り組むシステム構築し、建物や設備の省エネ化を推進しています。
    循環ポンプのインバータ化、給湯機へのエネルギー転換、空調の個別化、照明のLED化などの設備改修だけでなく、施設利用スペースの見直し、スタッフの改善意識など設備運用でも日々改善を行っています。
    ご協力いただきました皆様方に感謝申し上げますとともに、地球の恵みである温泉資源を無駄なく活用することで、「カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に向け、地球環境にやさしいリゾートホテルの実現を目指しています。
    「温泉という恵みを地球からもらう以上、環境に配慮する責任がある」と考え、今後は使用電力の再エネ率を高めていく方針です。

    東日本の温泉宿初・省エネ大賞受賞

    「株式会社⼀の坊」は、「快適エコ活動~地球にやさしい高付加価値な温泉リゾートの創造~」を2018年から実施、経営改善につながる省エネルギー好事例として、2023年度 省エネ大賞において、温泉宿として初めて「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しています。


    宮城の豊かな自然と愉しむ、温泉リゾート

    広瀬川源流露天風呂
    広瀬川源流露天風呂
    心地のいい葉音を聴きながら里山を静かに眺める特等席で、本を読んだり、淹れたてのコーヒーを飲んだりと、何日でも居たくなる、”理想の日常℠”が過ごせる温泉リゾート

    所在地 :〒989-3431 宮城県仙台市青葉区作並字長原3
    電話 :0570-05-3973(宿泊予約)
    チェックイン:15:00
    チェックアウト:11:00
    公式HP:https://www.ichinobo.com/sakunami/
    最上階オーシャンビューの露天風呂
    最上階オーシャンビューの露天風呂
    日本三景松島の海を一望できる絶景、静かな松島と心ひとつにする、オーシャンビューの温泉リゾート
    ひとさらずつ楽しむオーダービュッフェレストラン「青海波(セイガイハ)」では三陸の海の幸も楽しめる

    所在地 :〒981-0215 宮城県宮城郡松島町高城字浜1-4
    電話 :0570-05-0240(宿泊予約)
    チェックイン:15:00
    チェックアウト:11:00
    公式HP:https://www.ichinobo.com/matsushima/
    一の坊温泉リゾートのご滞在は、オールインクルーシブ。
    湯めぐりを楽しんだ後は、くつろぎSalonや海の見えるラウンジへ。
    挽き立てコーヒーやジェラート等のおやつをお供に、四季折々の美しさを愛でながらほっとひと息、暖炉を囲んでお休み前の読書など…お客様一人一人が自由に過ごせるよう、過剰なサービスは避け、必要な時にそっとお手伝いします。

    一の坊リゾート・SDGs取組み事例

    【一の坊リゾートのSDGs#1】
    地球環境にやさしい温泉リゾートへ改善していく社会貢献活動
    【一の坊リゾートのSDGs#3】
    温泉熱利用システムの導入で年間68トンのCO2排出量削減を実現
    【一の坊リゾートのSDGs#8】
    宮城県内の宿泊業で唯一の認定!省エネ取組の優良事業者「Sクラス」として経済産業省HPに掲載
    省エネ法の定期報告に基づく評価制度で、計画的かつ継続的なエネルギー消費量削減の取組みが評価され、株式会社一の坊として2021年度・2022年度、2年連続で『Sクラス』の優良事業者に認定されました。

    リリースに関するお問い合わせは…

    株式会社⼀の坊 営業推進本部
    〒980-0013
    宮城県仙台市⻘葉区花京院2丁⽬1-10
    TEL:022-222-0178(平⽇ 11:00〜16:00)
    Mail:press@ichinobo.com
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