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    調査・報告

    1才から18才まで、全国の児童館を利用する 1,225件の子どもの声を発表 頻出ワード1位「遊び」 2位「友達」 3位「サッカー」 小学生は遊びへの声、 中高生は学校や社会への声が多い傾向に

    ―こどもまんなか社会の実現へ 「じどうかん こどもDoまんなか キャンペーン」―

    全国の児童館を支援する一般財団法人児童健全育成推進財団(本部:東京都渋谷区、理事長:鈴木一光、以下児童健全育成推進財団)は、全国に約4,350か所ある児童館とともに、児童館を利用する子どもたちの「想い」や「願い」、「つぶやき」の声を発信する「じどうかん こどもDo(ど)まんなか キャンペーン」を2023年7月25日(火)~12月31日(日)まで実施しています。現時点で1才から18才までの子どもの声が1,225件集まりました。その分析結果を発表いたします。


    「子どもの声」頻出ワードランキング


    ・子どもたちから最も多く声が出たキーワード第1位は「遊び」。「外遊びがしたい」「遊ぶ場所を増やしてほしい」など、遊びで子どもたちの健全育成を図る児童館であるからこそ、さまざまな遊びに関する子どもたちの強い希望が多く聞かれました。第2位は「友達」で、「友達がたくさんほしい」「友達にやさしくしたい」など友人関係を大事にする声が聴かれました。第3位は「サッカー」で、近年のサッカー人気の影響か「サッカーで日本代表になりたい」「サッカーゴールをつくってほしい」など、サッカーに関する関心が高まっている様子がみられました。


    ・世代別では、小学生は「友達といっぱい遊びたい」などの声が多い一方、中高生になると「優しい保育士になる」「制服登校を無くそう」など、具体的な将来の夢や学校への要望など、より現実をとらえている声が多くみられました。


    ・全体の声の傾向として、「家族と海外に行きたい」など個人的な願いから、「宿題をなくしてほしい」など学校への要望や「戦争が起きないように」など社会への想いなどさまざまな視野がみられました。


    ・頻出後や特徴語を自動で抽出するAIテキストマイニングの結果として、「遊ぶ」が最も大きく出ており、「夏休み」や「プール」など夏休み中に聴いた子どもの声には季節性が表れていました。


    ・多くの子どもが将来の夢や自分のしてみたいことを自由に表現していたことから、子どもが気兼ねなく発言できる安心できる居場所として児童館が機能していることが分かりました。


    ◆声の内容の傾向

    ・学校や児童館など自分の居場所で、もっと楽しく過ごすためのねがい

    「学校の宿題をなくしてほしい!」10才/石川県

    「学校でもっと遊びたい」8才/兵庫県

    「児童館でバスケットの大会がしたい」7才/北海道

    「児童館でもっと一輪車をやりたい」6才/東京都

    「児童館でお菓子づくりをしたい」9才/愛知県


    ・社会課題に対しての子どものまっすぐなおもい

    「ウクライナの戦争おわってほしい」11才/新潟県

    「世界中が平和で平等になってほしい!」10才/福岡県

    「自殺がなくなりますように」9歳/福井県

    「SDGsをやっています、がんばります」7才/京都府

    「地球温暖化を無くしたい!」14才/愛知県

    「ジェンダーレスな世界へ」12才/兵庫県


    ・将来に向けた明るいねがい

    「ユーチューバーになりたい」8才/群馬県

    「大谷しょうへいみたいになりたい」8才/愛媛県

    「エジソンを超える科学者になる!」7才/東京都

    「どうぶつのおいしゃさんになりたいです」6才/群馬県

    「バスケで日本一になりたい!」11才/愛媛県


    ◆年齢別の声の傾向

    ・小学生の声:

    小学生では、「友達と遊びたい」などさまざまな想いがある中で、休暇や宿題など学校への要望が多く、学校の存在を生活の中で大きくとらえている傾向がありました。


    「シャーペンを学校で使いたい」11才/愛知県

    「ランドセルがかるくなったらいいな」10才/青森県

    「夏休みをすくなくして、冬休みを長くしてほしい!」9才/兵庫県

    「宿題をなくしてほしい」8才/富山県

    「大人はもっと子どもの声を聞いて」10才/愛媛県


    ・中学生の声:

    中学生では、まだまだ遊びたいという声や、中学校生活の中で部活や勉強を頑張りたいという声や、現代ならではのスマホやWi-Fiについての声も聴かれました。

    「中学生の遊ぶ場所をもっと増やしてほしい」13才/愛媛県

    「児童館をクラブのようにミラーボウルとスピーカーをつけて

    おどりたい!!」13才/愛知県

    「キャプテンとしてチームをひっぱっていけるよう頑張る!」

    14才/愛媛県

    「僕は親にスマホを取られています」14才/愛知県

    「Wi-Fiがほしい!」13才/兵庫県


    ・高校生の声:

    高校生になると、自身がやりたいことや将来目指したいこと、学校に対する願望について小中学生と比較しより具体的な声が聴かれました。

    「栄養士になっておいしい給食をつくる!」17才/愛媛県

    「小学校の先生になってたくさんの生徒と出会いたい!!」

    17才/愛媛県

    「校則は大人が決めるのでは無く子どもと一緒に考えませんか」

    16才/愛媛県

    「自分の好きなものを極め続けたい!」17才/兵庫県

    「この世に出た推しのグッズ全コンプ続ける!!」17才/兵庫県


    <アンケート概要>

    ・目的:児童館を利用する子どもの声を集計し、傾向を把握する

    ・対象:児童館利用者 (乳幼児、小学生、中高生世代)

    ・地域:全国各地域

    ・方法:各児童館職員が利用者の子どもにメッセージを書いてもらい、写真撮影したデータを集計

    ・時期:2023年7月25日(火) ~ 10月31日(火)

    ・主体:一般財団法人 児童健全育成推進財団


    <「じどうかん こどもDoまんなか キャンペーン」子どもの声の発信 実施概要>

    ・期間:2023年7月25日(火)~12月31日(日)

    ・主催:一般財団法人 児童健全育成推進財団

    ・協力:全国児童館連絡協議会、全国児童厚生員研究協議会

    ・内容:子どもの声の発信 『じどうかん発! こどもの声4347☆』

    -「おもい」「ねがい」「つぶやき」等、「こどもの声」を全国の児童館から募集

    -子どもたちが思っていることを写真、もしくは動画発信

    -4,347は全国の児童館数

    ・URL:キャンペーン全体の内容については下記をご参照ください。

    https://www.jidoukan.or.jp/info/news/7d39362d592b


    ・趣旨:児童館は児童の権利に関する条約及び児童福祉法の理念に基づき、これまでも”子ども主体の居場所”として活動を展開しています。本キャンペーンは、子どもの声を重んじる児童館の本質を「こどもDo(ど)まんなか」という言葉に込め、さまざまな取り組みと連動し、子どもの最善の利益を優先することと児童館の社会的認知の向上を目的として実施しています。


    ・活用法:今回集まった声は、11月25日(土)の「今までも これからも こどもDoまんなか」をテーマに開催する第18回全国児童館・児童クラブ大会で紹介およびこども家庭庁への提言に活用する予定です。

    こどもDoまんなかキャンペーンロゴ


    ■児童館について

    18歳未満の子どもが自由に無料で利用することができる児童福祉施設です。全国に約4,350か所あり、子どもが楽しく遊びや運動をすることができます。各児童館では、専門職員(児童厚生員)によりさまざまなプログラムを実施し、子どもの健全な育成を行っています。

    (児童館・児童クラブの情報サイト「コドモネクスト」: https://www.kodomo-next.jp/


    ■児童健全育成推進財団について

    子どもの健全な育成を図るため、地域で活動する児童館・放課後児童クラブ・母親クラブの活動を支援しています。また、児童館職員等の人材育成のための各種研修会等を実施し、子どもの健やかな成長・発達を推進するための育成環境づくりに貢献しています。

    (児童健全育成推進財団公式サイト: https://jidoukan.or.jp/

    一般財団法人 児童健全育成推進財団

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