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    全国40万人の胃ろう患者に“おスシ・トンカツ”を勧めて介護業界が注目  『胃ろうよ さようなら ~明日はおスシを食べにいこう~』  専門書では異例の、2カ月で5,000部を販売  ~ 竹内 孝仁 著 ~

    2012年7月6日 13:00
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     福祉の本の専門店である有限会社筒井書房(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:須黒 義玄)は、要介護者の「胃ろう・経管」など“食の提供”について言及した『胃ろうよ さようなら ~明日はおスシを食べにいこう~』(著者:竹内 孝仁)を講演会や介護施設へ販売し、2か月間で約5,000部と、専門書としては異例の販売部数を記録いたしました。
    胃ろうよ さようなら~明日はおスシを食べにいこう~

    URL: http://tutuionlineshop.shop-pro.jp/?pid=34422935


    ■“胃ろう”とは

     “胃ろう”とは、口から食べ物を食べることが難しい人に対し、人工的に皮膚・胃に小さな口を作ってチューブを設置し、直接胃に栄養を入れる栄養投与の処置方法です。介護の現場では、主に寝たきり患者に処方され、寝ながらにして栄養状態が保たれるというメリットがあります。
     一方で、食事の時に飲み込みが悪い場合“食事を短時間かつ円滑に進める”ことに執着し、飲み込みやすい、殆ど噛まなくてもよい食形態に変えがちになるというデメリットもあります。このように、施設の介護では効率性のみが優先され“より柔らかい”“より細かい”そして最後にはミキサーで粉砕した非人間的な食事へと変えられていくのが現状です。


    ■介護施設の今

    ●最も多く摂られているのは「お粥」で4割以上に達している。
    ●常食は入所時と比較し調査時には2倍以下に「大幅減」となっている。
    ●常食の大幅減に代わって急増するのは「ペースト・ミキサー食」で、入所時の2.5倍に。
    ●胃ろう・経管(チューブを用いて流動食を投与)は入所時に比べ2.8倍に。
    ●副菜は、主食の常食同様、常菜が約7割近く減少。
    ●大小の「きざみ副菜」は合計で5割近くに達し、「きざみは介護食の王様」状態。
    (公益社団法人全国老人福祉施設協議会「第7期介護力向上講習会」
    (平成22年度)にて139施設を調査)


    ■胃ろうが生命予後を短くする!

     現在、全国で26万人もの高齢者が、胃ろう造設を受けたと言われますが(平成23年度全日本病院協会調べ)、本書の著者である竹内 孝仁氏は、「胃ろうは食べる楽しみを奪う上、周囲の人たちに重症感を与えてしまい、ほとんどが完全寝たきり状態に置かれてしまう」とその危険性を訴え、ターミナル期の延命策ではない限り「無駄な胃ろう」「抜去できる胃ろう」は経口常食にすべきだと主張しています。
     食べる楽しみ以外にも、「胃ろうになると長生きができない」「胃ろう利用者のエネルギー量は一般的には基礎代謝量にも達していない」「胃ろうには誤嚥性肺炎が多い」など、身体的なダメージも大きいことを挙げ、少しずつでも常食に戻す必要があると竹内氏はうったえます。

    “胃ろう全廃 全員常食へ
     おスシやトンカツを食べに行こう”

     竹内氏はこのようなスローガンを掲げ、全国の特養ホームで「全員常食運動」を実践しています。本書はその理論と実際の方法を丁寧に解説した専門書として、介護業界から大きく注目されています。


    ■著者略歴

    竹内 孝仁(たけうち・たかひと)
    1941年東京生まれ。日本医科大学卒業後、東京医科歯科大学助教授、日本医科大学教授を経て、2004年より国際医療福祉大学大学院教授。1973年から特別養護老人ホームにかかわり、おむつはずし運動などを展開。80年代から在宅高齢者のケア全般にかかわる。
    日本ケアマネジメント学会理事、パワーリハビリテーション研究会会長など多数の委員を歴任。


    ■書籍概要

    書名 : 『胃ろうよ さようなら~明日はおスシを食べにいこう~』
    著者 : 竹内 孝仁(国際医療福祉大学大学院教授)
    判型 : B5判、88ページ
    価格 : 1,050円(税込)
    発行日: 2011年9月30日
    発行所: 筒井書房
         〒176-0012 東京都練馬区豊玉北3-5-2
    ご注文: 03-3993-5545 (販売部)
    URL  : http://tutuionlineshop.shop-pro.jp/?pid=34422935


    ■本書の構成

    第1章 実践報告
    1.シンポジウムの発表中に届いた朗報/2.試行錯誤の胃ろうはずし/3.胃ろうから経口常食に戻す方法/4.なぜ常食にこだわるのか/5.介護現場は感覚がマヒしている

    第2章 理論編
    1.特養ホームにおける食事の実態/2.食形態が低下していく理由/3.口腔機能(咀しゃく・嚥下)/4.口腔機能の廃用症候群/5.常食についての実験/6.食形態以外の要素についての研究

    第3章 さあいよいよ 胃ろうを常食へ
    1.胃ろうにいたる経過/2.介護施設の実態/3.胃ろうの弊害 胃ろうはよい方法か/4.どういう手段で常食に戻すか/5.施設での実践のしかた

    第4章 在宅の胃ろう者はどうするか
    1.この本を読んで自信のある家族は挑戦すればいい/2.自信のない人は施設に相談~といってもまだ少ないが/3.歯科に行こう


    <会社概要>
    社名  : 有限会社筒井書房
    住所  : 〒176-0012 東京都練馬区豊玉北3-5-2
    代表  : 代表取締役社長 須黒 義玄
    設立  : 1978年8月21日
    資本金 : 3,000,000円
    事業内容: 図書出版業、図書販売業、福祉研修用VTR制作及び販売
    URL   : http://www.tutui.com

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