atpress
    調査・報告

    スマートフォンサイトユーザビリティランキング2025<企業サイト編>発表 J:COMが2年連続トップ

    スマホ特有の操作や利用シーンを想定したサイト提供が上位におけるカギ

    2024年12月17日 12:00
    FacebookTwitterLine

    トライベック株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:後藤  洋)は、「スマートフォンサイトユーザビリティランキング2025<企業サイト編>」を発表いたしました。本ランキングではPCで対象としている150社のうちBtoC事業を展開する50社を対象に、全7業界・50サイトの企業サイトにおけるユーザビリティ(使いやすさ)が担保されているかを100点満点で評価いたします。調査は2024年8月下旬から11月上旬にかけて実施いたしました。


    スマートフォンサイトユーザビリティランキング2025<企業サイト編> トップ10


     

    調査結果の概要

    2024年現在の日本におけるスマートフォンの所有比率は、10代から70代のどの世代においても9割を超えており、情報を検索する際の主要な手段であるなど、私たちが生活する中で欠かせないものとなっています。さらに今年の6月には、GoogleがPC用のクローラーの使用を終了したことを発表するなど、Webサイトがユーザーと接点を持つためにもモバイル対応の重要性がますます増しています。このような流れを受け、企業においては、スマートフォンからの見え方や操作性を考慮しながらサイト体験を高めていくことが本格的に求められるようになっています。

     

    今回実施した調査のうち、ユーザビリティランキングスコアの平均スコアは81.42点(昨年:81.03点)となり、昨年比で0.39ポイント微増する結果となりました。

    昨年に引き続き、スマートフォンサイトにおいてもJ:COMが1位となり、PCサイトと合わせて2年連続トップとなりました。2位にはソフトバンクが一つ順位を上げてランクイン、4位にはUQコミュニケーションズが見られるなど、情報通信業界の企業が引き続き高評価を得ています。

    3位には、昨年19位から大幅にスコアを上げた松井証券がランクインしました。PCのみならず、スマートフォンからの利用に配慮したサイト提供を行っている点が、大幅なスコアアップにつながっています。

    ランキング10位圏内に注目すると、昨年までは情報通信業界が目立っていましたが、今年は証券・保険、食品・飲料・生活用品、自動車・自動二輪業界から複数ランクインする結果となり、PCサイトと合わせてユーザビリティを向上させる取り組みが見られています。


    上位企業のスマートフォンサイトに見られる取り組み

    スマートフォンがPCと異なる大きなポイントとして、画面サイズに制約がある点やユーザーの指先によって操作が行われる点が挙げられます。また、主な利用シーンとしては、外出時や「ながらスマホ」と呼ばれるように物事と並行しながら使用する場合などが挙げられ、手軽に素早く情報を得る際の利用が多いことも特徴と言えます。上位企業のサイトでは、こうしたスマートフォンの特性に対応する取り組みが見られています。


    2年連続1位を獲得したJ:COMは、ゆとりを持たせたレイアウトでコンテンツやリンクを掲載する、画面下部の追従メニューから主要カテゴリへ即座に移動できるなど視認性・操作性を高めています。加えて、情報量が多くなるページにおいても、画像やイラストなどでテキスト頼りにならない情報掲載を行い、スクロールする中でも直感的に内容を把握できるようにしていることが、トップを維持するポイントの一つであると考えられます。

    また、今回大幅に順位を上げた3位の松井証券は、利用頻度の高いトップページの表示速度の改善や、スクロールの負担を軽減する手段の提供といった、素早くページ移動を行いやすくする工夫がスコアアップに寄与しています。

     

    <企業サイト(スマートフォン)編>評価対象

    「情報通信」、「自動車・自動二輪」、「銀行・クレジットカード」、「証券・保険」、「商社・流通・小売」、「食品・飲料・生活用品」、「鉄道・運輸」の7業界、50サイト。


    評価方法

    トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」の5つを評価軸におき診断を実施。


    <参考資料>


    企業サイト(スマートフォン)トップ10 ※()内は前年順位

    順位                             企業/サイト名

    1.J:COM(1)

    2.ソフトバンク(3)

    3.松井証券(19) 

    4.UQコミュニケーションズ(2)

    5.明治(5)

    6.損保ジャパン(13)

    7.ホンダ(12)

    8.三菱自動車(9)

    9.三越伊勢丹ホールディングス(40)

    10.日本ハム(18)


    企業サイト(スマートフォン)業種別トップ10 ※()内は前年順位

    順位                             業種名

    1.情報通信(1)

    2.食品・飲料・生活用品(2)

    3.証券・保険(4)

    4.鉄道・運輸(3)

    5.自動車・自動二輪(5)

    6.商社・流通・小売(7)

    7.銀行・クレジットカード(6)


    ◎Webユーザビリティランキング2025<企業サイト(PC)編>についてはこちら

    URL:https://brand.tribeck.jp/usability/


    ◎主要企業50サイトのランキング結果をすべてご覧になりたい方はこちら

    URL:https://brand.tribeck.jp/usability/ranking/2025sp/


             

    【会社概要】

    会社名 :トライベック株式会社

    所在地 :東京都港区赤坂7丁目1番1号 青山安田ビル3階

    代表者 :代表取締役社長 後藤 洋

    設立  :2001年9月4日

    資本金 :3億1千万円

    事業内容:デジタルマーケティング支援事業、DXプラットフォーム事業、エクスペリエンスマネジメント事業、メディア/広告代理事業

    URL :https://www.tribeck.jp/

             

    【本調査に関するお客様からのお問い合わせ先】

    トライベック株式会社 トライベック・ブランド戦略研究所所長 長谷山

    TEL:03-5413-0177 / FAX:03-5413-0178 / E-MAIL:mail@tribeck.jp