報道関係者各位
プレスリリース 平成17年 11月 10日
産業技術総合研究所
===================================
グリッド技術を用いてコンピューティングパワーを必要に応じて提供
-GridASPユーティリティコンピューティングビジネスの実証実験を開始-
===================================
■ ポイント ■
・グリッド技術を用い、ユーザの要求に応じて様々なコンピューティング環境
を提供する新しいビジネスモデルGridASPを提唱
・GridASPを実現するシステムを構築するためのソフトウェアGridASP Toolkit
(β版)が完成。今回のシステムでは、別々の事業者が用意したCPUやアプリ
ケーションを、ユーザの要求に合わせて組み合わせて提供可能。
フリーソフトとして公開を開始
・GridASP Toolkitを用いた実証実験を複数の企業と共同で11月から本格的に
スタート
■ 概 要 ■
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)
グリッド研究センター【センター長 関口 智嗣】は、グリッド技術のビジネス
応用の一つとして企業や研究所で必要とされるコンピューティングパワーを
必要な時に必要な分をユーティリティとして提供するビジネスモデルGridASPTM
を提唱いたします。
従来のASP(Application Service Provider)モデルでは、アプリケーションに
合わせてコンピュータや運用者を用意するため運営コストが高くなり、利用者
への料金が高くなっていました。そこでGridASPでは図1に示すように、アプリ
ケーション、コンピュータおよびポータルを提供するそれぞれの事業者に分け、
利用者からの要請に応じて自由に組み合わせて提供することにより各事業者の
経営効率を上げ、利用者への料金を下げることが可能になります。
産総研では、この枠組みを実現するシステムを構築するソフトウェアとして
GridASP Toolkitを開発しβ版が完成しましたので、フリーソフトウェアとして
公開しました。このソフトウェアの一部は、平成15年度から行っている
経済産業省によるビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトの一環
として開発しています。
また、このソフトウェアGridASP Toolkitを用いて企業と協力の下サービス提供
の実験環境を構築し、実証実験を開始しました。実証実験では、ソフトウェア
の機能検証の他、ビジネス化における問題点の抽出、利用単価の概算、新しい
アプリケーションライセンス形態の検討などを行う予定です。
■ 背景 ■
これまで、アプリケーションの実行を外部のコンピュータで実行するサービス
としてASPがありましたが、一つの組織が特定のアプリケーションを実行する
ための専用のポータルとコンピュータを用意して行っていました。そのため、
・ポータル、コンピュータ、アプリケーション、全ての資源と環境を
揃えなければビジネスが始められない
・ユーザからのリクエストがない場合はコンピュータが遊んでしまう
・逆にリクエストが予想以上に集まると処理しきれずにビジネスチャンスを失う
・小さいコンピュータシステムであっても運用者が必要でありその人件費が
利用者への料金を高くしている
・多くのユーザ企業が製品に関するデータが外部に露出することを避けるが、
誰がどういう計算を行っているか、ASP業者には全て知られてしまう
などの問題があり、企業や研究機関のコンピューティングパワーを必要とする
業務において、必ずしもASPの利用が広く普及しているわけではないのが現状です。
■ GridASPによる問題解決 ■
GridASP とは、様々な計算資源がプールされたグリッド環境から適切な計算
資源を組み合わせて仮想的なコンピュータシステムを構成し、必要な時に必要な
分をサービスとして利用者に提供するビジネスモデルです。企業や研究機関に
おけるコンピューティングパワーを必要とするアプリケーションは、ユーティ
リティコンピューティングのビジネスモデルを早期に展開可能であると想定
しており、今回は、そのようなアプリケーションの実行サービスにターゲット
を絞っています。例えば、自動車や半導体製造業における設計や解析の業務、
金融業におけるリスク解析などはその候補です。
GridASPでは、従来のASPを三つの事業者、すなわち、ポータルを運営する
ポータル事業者(SP:Service Provider)、アプリケーションを提供する
アプリケーション提供者(AP:Application Provider)、コンピュータを提供
するリソース提供者(RP:Resource Provider)に分離し、かつ連携させること
によって従来のASPに対して以下のような利点を生み出すことが可能となります。
・各事業者の得意な技能だけを持って、または手持ちの資源だけでビジネスへ
の参画が可能である。
・専門性を生かすことにより事業の経営効率を高めることができる。
例えば、クラスタの運用に優れていれば、大規模に運用することで1台当たり
の運用コストを他者に比べて低く抑えることができる。
・リソース提供者が、複数のポータル事業者と契約することにより、一方の
ポータルからの要求が少ない場合でも、他のポータルからの要求を受ける
ことで、所有するコンピュータを有効に活用できる。
・ポータル事業者が、複数のリソース提供者と契約することにより、一つの
リソース提供者のコンピュータ利用が一杯であっても、他のリソース提供者
に要請することで、アプリケーションの実行を実施することができる。
・ポータル事業者は、複数のアプリケーション提供者が用意したアプリケー
ションの中から、特定のエンドユーザ向けにアプリケーションを特化して
選ぶことにより(たとえば自動車業界向けに構造解析や流体解析等)、エンド
ユーザに対してポータルの付加価値を高めることができる。
・ポータル事業者はエンドユーザが誰であるかを認識する必要があるが、
リソース提供者は認識の必要がない。一方、リソース提供者は何を計算する
か知る必要があるが、ポータル事業者は具体的な解析のデータを知る必要が
ない。従って、「誰が」「何を」の両方を知る事業者をなくすことができる。
・リソース提供者のコンピュータではアプリケーションの実行が終了して結果
がポータルに戻された後、全ての関連するファイルを削除し、ユーザデータ
の第三者への漏洩を防止する。
■ GridASP Toolkit ■
GridASP のモデルに従い、複数の事業者が連携しコンピュータとアプリケー
ションを組み合わせ、アプリケーションの実行サービスを提供するシステム
構築ソフトウェアをGridASP Toolkitとして開発しています。このソフトウェア
の開発の一部は経済産業省のビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト
によって実施しています。このソフトウェアでは、コンピュータを仮想化しどの
コンピュータでも実行可能とする機能、アプリケーションを他のコンピュータに
遠隔地からでも自動的にインストールする機能、誰が何の計算を行っているか
計算処理の匿名性を実現する機能、エンドユーザのアプリケーション実行リク
エストに対して適切なコンピュータを選択するブローカ機能を実装しています。
今回完成したβ版を、Apache Software Licenseに従って公開します。
なお、GridASP Toolkitを利用してシステムを構築する際、Globus Toolkit 4
の他、いくつかのソフトウェアを使用する必要があります。
■ GridASP実証実験 ■
GridASPによるビジネスの実現可能性を検証するため実証実験を行います。
この実験は、以下の二つの取り組みとして実施します。
第一の実験は、開発したソフトウェアGridASP Toolkitの機能検証を実施する
もので、経済産業省のビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトの
一環として行っています。参加企業については、下記の表をご覧下さい。
アプリケーションは製薬企業で必要な化学分野の計算を行うソフトウェアを
用い、コンピュータは産総研のAISTスーパークラスタの一部を用いています。
既にシステム構築を終え、10月から3ヵ月間の試験利用期間に入りました。
この実験を通じて、システムの構築・運用・利用といった各プレーヤの立場から
GridASP Toolkitの評価を行います。
<第一のGridASP実証実験における共同研究先企業(50音順)>
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社
三共株式会社
ビジネスサーチテクノロジ株式会社
産総研
第二の実験は、ビジネスの実現可能性を検証することに主体を置き、産総研
独自活動として多数の企業との共同研究により実施するものです。
第一の実験との大きな違いは、
・商用のデータセンターを営む事業者にコンピュータを提供いただいていること
・商用のアプリケーションベンダーにアプリケーションの提供をいただいて
いること
・多数の企業に参加いただいていること
です。この実験を通して、GridASPのビジネス化における問題点の抽出、エンド
ユーザへの利用単価の概算、新しいアプリケーションライセンス形態の検討
を行います。8月より各社と進めてきた実験の準備が整い、11月より実験
システムの運用を本格的に開始いたします。
<第二のGridASP実証実験における共同研究先企業(50音順)>
アルテアエンジニアリング株式会社
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社
NECフィールディング株式会社
住商情報システム株式会社
ニイウス株式会社
株式会社日本総合研究所
ビジネスサーチテクノロジ株式会社
プラットフォームコンピューティング株式会社
フルーエント・アジアパシフィック株式会社
産総研
■ 今後の取り組み ■
GridASPをビジネスとして実現していくためには、ソフトウェアGridASP Toolkit
の公開による利用促進だけではなく、認証局や事業者認定の運営、ソフトウェア
のサポートなどを行う組織的な取り組みが必要です。そのため、GridASP
ビジネス推進を支援するGridASPコンソーシアム(仮名)の設立を計画しています。
○本件問い合わせ先
独立行政法人 産業技術総合研究所
グリッド研究センター ビジネス応用チーム長
伊藤 智
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目18-13 秋葉原ダイビル11階
TEL:03-5298-4724 FAX:03-5298-4502
E-mail: grid-webmaster@m.aist.go.jp
プレスリリース 平成17年 11月 10日
産業技術総合研究所
===================================
グリッド技術を用いてコンピューティングパワーを必要に応じて提供
-GridASPユーティリティコンピューティングビジネスの実証実験を開始-
===================================
■ ポイント ■
・グリッド技術を用い、ユーザの要求に応じて様々なコンピューティング環境
を提供する新しいビジネスモデルGridASPを提唱
・GridASPを実現するシステムを構築するためのソフトウェアGridASP Toolkit
(β版)が完成。今回のシステムでは、別々の事業者が用意したCPUやアプリ
ケーションを、ユーザの要求に合わせて組み合わせて提供可能。
フリーソフトとして公開を開始
・GridASP Toolkitを用いた実証実験を複数の企業と共同で11月から本格的に
スタート
■ 概 要 ■
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)
グリッド研究センター【センター長 関口 智嗣】は、グリッド技術のビジネス
応用の一つとして企業や研究所で必要とされるコンピューティングパワーを
必要な時に必要な分をユーティリティとして提供するビジネスモデルGridASPTM
を提唱いたします。
従来のASP(Application Service Provider)モデルでは、アプリケーションに
合わせてコンピュータや運用者を用意するため運営コストが高くなり、利用者
への料金が高くなっていました。そこでGridASPでは図1に示すように、アプリ
ケーション、コンピュータおよびポータルを提供するそれぞれの事業者に分け、
利用者からの要請に応じて自由に組み合わせて提供することにより各事業者の
経営効率を上げ、利用者への料金を下げることが可能になります。
産総研では、この枠組みを実現するシステムを構築するソフトウェアとして
GridASP Toolkitを開発しβ版が完成しましたので、フリーソフトウェアとして
公開しました。このソフトウェアの一部は、平成15年度から行っている
経済産業省によるビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトの一環
として開発しています。
また、このソフトウェアGridASP Toolkitを用いて企業と協力の下サービス提供
の実験環境を構築し、実証実験を開始しました。実証実験では、ソフトウェア
の機能検証の他、ビジネス化における問題点の抽出、利用単価の概算、新しい
アプリケーションライセンス形態の検討などを行う予定です。
■ 背景 ■
これまで、アプリケーションの実行を外部のコンピュータで実行するサービス
としてASPがありましたが、一つの組織が特定のアプリケーションを実行する
ための専用のポータルとコンピュータを用意して行っていました。そのため、
・ポータル、コンピュータ、アプリケーション、全ての資源と環境を
揃えなければビジネスが始められない
・ユーザからのリクエストがない場合はコンピュータが遊んでしまう
・逆にリクエストが予想以上に集まると処理しきれずにビジネスチャンスを失う
・小さいコンピュータシステムであっても運用者が必要でありその人件費が
利用者への料金を高くしている
・多くのユーザ企業が製品に関するデータが外部に露出することを避けるが、
誰がどういう計算を行っているか、ASP業者には全て知られてしまう
などの問題があり、企業や研究機関のコンピューティングパワーを必要とする
業務において、必ずしもASPの利用が広く普及しているわけではないのが現状です。
■ GridASPによる問題解決 ■
GridASP とは、様々な計算資源がプールされたグリッド環境から適切な計算
資源を組み合わせて仮想的なコンピュータシステムを構成し、必要な時に必要な
分をサービスとして利用者に提供するビジネスモデルです。企業や研究機関に
おけるコンピューティングパワーを必要とするアプリケーションは、ユーティ
リティコンピューティングのビジネスモデルを早期に展開可能であると想定
しており、今回は、そのようなアプリケーションの実行サービスにターゲット
を絞っています。例えば、自動車や半導体製造業における設計や解析の業務、
金融業におけるリスク解析などはその候補です。
GridASPでは、従来のASPを三つの事業者、すなわち、ポータルを運営する
ポータル事業者(SP:Service Provider)、アプリケーションを提供する
アプリケーション提供者(AP:Application Provider)、コンピュータを提供
するリソース提供者(RP:Resource Provider)に分離し、かつ連携させること
によって従来のASPに対して以下のような利点を生み出すことが可能となります。
・各事業者の得意な技能だけを持って、または手持ちの資源だけでビジネスへ
の参画が可能である。
・専門性を生かすことにより事業の経営効率を高めることができる。
例えば、クラスタの運用に優れていれば、大規模に運用することで1台当たり
の運用コストを他者に比べて低く抑えることができる。
・リソース提供者が、複数のポータル事業者と契約することにより、一方の
ポータルからの要求が少ない場合でも、他のポータルからの要求を受ける
ことで、所有するコンピュータを有効に活用できる。
・ポータル事業者が、複数のリソース提供者と契約することにより、一つの
リソース提供者のコンピュータ利用が一杯であっても、他のリソース提供者
に要請することで、アプリケーションの実行を実施することができる。
・ポータル事業者は、複数のアプリケーション提供者が用意したアプリケー
ションの中から、特定のエンドユーザ向けにアプリケーションを特化して
選ぶことにより(たとえば自動車業界向けに構造解析や流体解析等)、エンド
ユーザに対してポータルの付加価値を高めることができる。
・ポータル事業者はエンドユーザが誰であるかを認識する必要があるが、
リソース提供者は認識の必要がない。一方、リソース提供者は何を計算する
か知る必要があるが、ポータル事業者は具体的な解析のデータを知る必要が
ない。従って、「誰が」「何を」の両方を知る事業者をなくすことができる。
・リソース提供者のコンピュータではアプリケーションの実行が終了して結果
がポータルに戻された後、全ての関連するファイルを削除し、ユーザデータ
の第三者への漏洩を防止する。
■ GridASP Toolkit ■
GridASP のモデルに従い、複数の事業者が連携しコンピュータとアプリケー
ションを組み合わせ、アプリケーションの実行サービスを提供するシステム
構築ソフトウェアをGridASP Toolkitとして開発しています。このソフトウェア
の開発の一部は経済産業省のビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト
によって実施しています。このソフトウェアでは、コンピュータを仮想化しどの
コンピュータでも実行可能とする機能、アプリケーションを他のコンピュータに
遠隔地からでも自動的にインストールする機能、誰が何の計算を行っているか
計算処理の匿名性を実現する機能、エンドユーザのアプリケーション実行リク
エストに対して適切なコンピュータを選択するブローカ機能を実装しています。
今回完成したβ版を、Apache Software Licenseに従って公開します。
なお、GridASP Toolkitを利用してシステムを構築する際、Globus Toolkit 4
の他、いくつかのソフトウェアを使用する必要があります。
■ GridASP実証実験 ■
GridASPによるビジネスの実現可能性を検証するため実証実験を行います。
この実験は、以下の二つの取り組みとして実施します。
第一の実験は、開発したソフトウェアGridASP Toolkitの機能検証を実施する
もので、経済産業省のビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトの
一環として行っています。参加企業については、下記の表をご覧下さい。
アプリケーションは製薬企業で必要な化学分野の計算を行うソフトウェアを
用い、コンピュータは産総研のAISTスーパークラスタの一部を用いています。
既にシステム構築を終え、10月から3ヵ月間の試験利用期間に入りました。
この実験を通じて、システムの構築・運用・利用といった各プレーヤの立場から
GridASP Toolkitの評価を行います。
<第一のGridASP実証実験における共同研究先企業(50音順)>
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社
三共株式会社
ビジネスサーチテクノロジ株式会社
産総研
第二の実験は、ビジネスの実現可能性を検証することに主体を置き、産総研
独自活動として多数の企業との共同研究により実施するものです。
第一の実験との大きな違いは、
・商用のデータセンターを営む事業者にコンピュータを提供いただいていること
・商用のアプリケーションベンダーにアプリケーションの提供をいただいて
いること
・多数の企業に参加いただいていること
です。この実験を通して、GridASPのビジネス化における問題点の抽出、エンド
ユーザへの利用単価の概算、新しいアプリケーションライセンス形態の検討
を行います。8月より各社と進めてきた実験の準備が整い、11月より実験
システムの運用を本格的に開始いたします。
<第二のGridASP実証実験における共同研究先企業(50音順)>
アルテアエンジニアリング株式会社
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社
NECフィールディング株式会社
住商情報システム株式会社
ニイウス株式会社
株式会社日本総合研究所
ビジネスサーチテクノロジ株式会社
プラットフォームコンピューティング株式会社
フルーエント・アジアパシフィック株式会社
産総研
■ 今後の取り組み ■
GridASPをビジネスとして実現していくためには、ソフトウェアGridASP Toolkit
の公開による利用促進だけではなく、認証局や事業者認定の運営、ソフトウェア
のサポートなどを行う組織的な取り組みが必要です。そのため、GridASP
ビジネス推進を支援するGridASPコンソーシアム(仮名)の設立を計画しています。
○本件問い合わせ先
独立行政法人 産業技術総合研究所
グリッド研究センター ビジネス応用チーム長
伊藤 智
〒101-0021 東京都千代田区外神田1丁目18-13 秋葉原ダイビル11階
TEL:03-5298-4724 FAX:03-5298-4502
E-mail: grid-webmaster@m.aist.go.jp
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