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AI自動モザイク「Smart MP」の精度が大幅アップ　複数素材への一括処理により報道・制作現場の業務効率化に貢献

2023年7月20日 09:00

株式会社システム計画研究所(本社：東京都渋谷区、代表取締役：門脇均)は、AI自動モザイクEDIUSプラグイン「Smart MP(スマートエムピー)」に頭部検出機能を追加することで、従来と比較して大幅な精度アップを実現しました。これまで対応が困難だった横向きや後ろ向きの人物に対しての自動モザイクも可能にしています。

バックグラウンドでの複数素材一括処理にも新たに対応し、報道・制作現場の業務効率化への貢献が期待できます。

AI自動モザイクEDIUSプラグイン「Smart MP」

◆「AI頭部検出」による大幅な精度アップ

新しいSmart MPは、人物の「頭部」を検出することができるようになりました。正面を向いている人物はもちろんのこと、顔が完全に写っていない横向きや後ろ向きの人物への自動モザイクも実現しています。自動処理を行うには難易度が高い横向きや後ろ向きの人、顔が見えにくい人が多く写っている動画サンプルにおいても、新しいSmart MPでは9割以上の成功率で自動モザイクに成功しています。

新しいSmart MPによる自動モザイク例

サンプルデータによる検証結果

◆バックグラウンドでの複数素材一括処理に対応

自動モザイク処理はあらかじめサーバー上で一括処理させておき、端末のEDIUS上ではモザイクの確認・修正だけを行うような構成にすることも可能です。自動モザイク処理と並行してカット編集やテロップ入れの作業が可能になるので、動画編集ワークフロー全体の効率化が期待できます。

バックグラウンドによる複数素材一括処理

◆「Smart MP」とは

Smart MPは、AIが自動でモザイク編集を行う、EDIUSプラグインです。

Smart MPによる自動モザイク適用イメージ

近年、プライバシー保護の関心が集まる中、モザイク編集の需要が増加しています。AIの登場によりモザイクの自動処理にも期待が高まりますが、自動処理を業務に採用するにあたっては以下の課題がありました。

● 自動処理は失敗する可能性があるため、業務では採用しにくい

● 特殊なものの検出や追跡ができない

● 新規ソフトウェアの導入には教育コストがかかる

Smart MPはこれらの課題を踏まえ、業務でも使いやすいように設計を行いました。モザイクが外れてはいけない場面でも、自動処理後にプレビューを行い、簡単に修正・編集が可能です。また、映像編集業務で広く使われているEDIUS上で動作するため、普段の業務フローを変えることなく、使い慣れた直観的なUIで操作することができます。

◆「Smart MP」の特徴

1. EDIUSプラグイン　だから編集業務がEDIUSで完結

Smart MPは映像編集業務で広く利用されているEDIUSプラグイン製品として開発しました。そのため、モザイク編集を他の編集工程と同じソフトウェア上でシームレスに作業することができます。