品川ヒロシ原作の『漫才ギャング』。悩める漫才師と元ギャングの出会いから始まる物語は、2011 年に品 川自ら監督を務め、佐藤隆太と上地雄輔の W 主演で映画化された。初の舞台化となる今回、主演を務 めるのは馬場良馬と菅田琳寧(7 MEN 侍)。脚本・岩崎う大(かもめんたる)、演出・マギーがタッグを組 み、夏目愛海、富田麻帆、木村優良、碕理人、大崎捺希、もりももこ、児玉智洋(サルゴリラ)、宮下雄也、 坂田聡といった個性あふれるキャストが集結している。 5 月 4 日からスタートする公演に先駆け、ゲネプ ロと囲み取材が行われた。
物語は、相方の石井(児玉智洋)にコンビ解散を言い渡された漫才師・黒沢飛夫(馬場良馬)がひょんなことからツッコミの才能を持つ元ギャング・鬼塚龍平(菅田琳寧)と出会うことから始まる。馬場はお笑いへの情熱を全身で表現し、龍平にはもちろん観客にも「漫才って面白い」と思わせてくれる。必死なまでの漫才への想いに惹きつけられ、自然と応援したくなる主人公を演じている。もう一人の主人公を演じる菅田は、漫才の楽しさを知って柔和になっていく龍平の変化、ヤンキー感とまっすぐでピュアな一面のギャップを魅力的に見せる。漫才以外のシーンも掛け合いのテンポが心地良い。お互いをリスペクトし合い、ひたむきに笑いに取り組む姿勢を見ているうちに、すっかり彼らのファンになってしまう。
そんな二人を応援する龍平の妹・千波(夏目愛海)、友人・トラキチ(木村優良)やマヤ(富田麻帆)との和気藹々としたやり取りも微笑ましい。飛夫を厳しくもあたたかく見守る横山マネージャー(もりももこ)、借金取りの金井(宮下雄也)と河原(坂田聡)といった人々もインパクト大。飛夫と龍平の化学反応が周囲を変えていく様子が眩しい。龍平の前に立ちはだかるスカルキッズの佐山(碕理人)と城川(大崎捺希)は、シリアスなシーンを担いながら笑いもしっかり取っている。一人ひとりが原作に負けず劣らずの魅力と個性を放っており、舞台版ならではのストーリーに引き込まれた。
囲み取材には演出のマギーと馬場良馬・菅田琳寧が登壇。開幕を迎えるにあたっての気持ちを尋ねられると、馬場は「舞台は全部そうですが、この作品はお客様の笑い声があって完成するんだろうと感じます。明日から、お客様のレスポンスや笑い声が組み合わさってどんな作品に育つのか楽しみです」と意気込み、菅田も「お客さんの笑い声が僕らとのコミュニケーションだと思います。楽しんでいきたいです」と頷く。
今回は“リローデッド”というタイトルの通り、飛夫と龍平の関係性やお笑いへの情熱はそのままに舞台オリジナルの新たな物語が紡がれている。原作の品川からは「(岩崎)う大が脚本、マギーが演出なら自由にやってくれ」という言葉があったということで、新たな解釈や要素を取り入れつつ、舞台だからこその熱や汗といったエモさにこだわったとマギーは語る。また、マギーは本作を“普遍的なラブストーリー”と話し、「漫才師の方がよく相方との関係は彼氏と彼女のようなものだと言いますが、漫才師じゃない僕としてはそういうものにどこか憧れもある。ある一夏の恋のような読後感があったらいいなと。一番の売りは若者たちのエモさと僕が選んだ音楽のエモさ、エモ演出です!」と自信を覗かせた。
そんな“エモい”関係性の二人を演じる馬場と菅田は、本編だけでなく会見でも息ぴったり。菅田が「初共演ですし歳も干支一回りくらい離れてるんですけど……」と話しだすと、すかさず馬場が「歳はいいでしょ!」とつっこんだり、菅田の「10年くらい芸歴があるコンビっぽさが出せてると思います」という言葉に馬場が「ハードル上がったね」と苦笑したりと、漫才のようなやり取りが繰り広げられる。馬場は「マギーさんがすごく丁寧に演出してくださって、漫才も普通の会話もネタ合わせをしているようで楽しかったです。細い糸のようなものを二人で積み重ねてオチに向かう大切さを知りました」としみじみ語った。二人のコンビについて、マギーは「組んだばかりの漫才師という設定なので、あんまり上手くなりすぎても困るけど、漫才に出会った龍平の熱、漫才をしている時の飛夫の夢中さ、漫才の楽しさや幸せが伝わるように演出しました。繰り返しになるけど、そのエモさが伝われば」と強調する。
また、注目ポイントとして、馬場は「運命的に出会う二人の青春感ですね。この年齢だからかもしれないけど、懐かしさも感じます。琳寧くんから毎回違うものをもらうので、作品を通してまた青春できてると思う」と笑顔を見せ、菅田は「最初はツッコミも見よう見まねでやっていた龍平が漫才師として少しずつ成長していく過程を楽しみに見ていただけたら嬉しいです」と語り、マギーから「見どころは筋肉じゃないんだ?」と聞かれると「龍平になるために肩のトレーニングは結構しましたね」とアピール。馬場からも「鍛えるためにずっとぶら下がってたよね」と言われ、「筋肉です(笑)!」とまとめていた。
最後に意気込みを聞かれ、菅田が「W主演ということで二つの楽しみ方があると思います。自分は龍平を演じているので、飛夫を見ていてすごく泣ける。でも龍平に注目するとまた違う気持ちで楽しめると思うので、一回は飛夫、次は龍平目線で観てもらえると嬉しいです」と話すと、マギーも「(龍平の)妹の千波目線もあるし、誰に感情移入するかで変わるよね」と頷く。馬場は「個性的なキャラクターたちが精一杯生きている姿を描いています。その一生懸命な姿が皆さんの心に響けばいいなと思いますし、辛いことや悩みがある人がこの作品を見て、悩んでいるのを馬鹿馬鹿しく思ってくれたらいいなと。たくさん笑っていただけたら嬉しいです」と締め括った。
本作は5月4日(木・祝)より博品館劇場で上演され、6月2日(金)からはCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで大阪公演も行われる。舞台ならではの生の熱量を味わうことができ、コミカルなシーンに笑いつつ随所で胸を打たれる爽やかな青春ストーリーをぜひ劇場で見届けてほしい。
そんな二人を応援する龍平の妹・千波(夏目愛海)、友人・トラキチ(木村優良)やマヤ(富田麻帆)との和気藹々としたやり取りも微笑ましい。飛夫を厳しくもあたたかく見守る横山マネージャー(もりももこ)、借金取りの金井(宮下雄也)と河原(坂田聡)といった人々もインパクト大。飛夫と龍平の化学反応が周囲を変えていく様子が眩しい。龍平の前に立ちはだかるスカルキッズの佐山(碕理人)と城川(大崎捺希)は、シリアスなシーンを担いながら笑いもしっかり取っている。一人ひとりが原作に負けず劣らずの魅力と個性を放っており、舞台版ならではのストーリーに引き込まれた。
囲み取材には演出のマギーと馬場良馬・菅田琳寧が登壇。開幕を迎えるにあたっての気持ちを尋ねられると、馬場は「舞台は全部そうですが、この作品はお客様の笑い声があって完成するんだろうと感じます。明日から、お客様のレスポンスや笑い声が組み合わさってどんな作品に育つのか楽しみです」と意気込み、菅田も「お客さんの笑い声が僕らとのコミュニケーションだと思います。楽しんでいきたいです」と頷く。
今回は“リローデッド”というタイトルの通り、飛夫と龍平の関係性やお笑いへの情熱はそのままに舞台オリジナルの新たな物語が紡がれている。原作の品川からは「(岩崎)う大が脚本、マギーが演出なら自由にやってくれ」という言葉があったということで、新たな解釈や要素を取り入れつつ、舞台だからこその熱や汗といったエモさにこだわったとマギーは語る。また、マギーは本作を“普遍的なラブストーリー”と話し、「漫才師の方がよく相方との関係は彼氏と彼女のようなものだと言いますが、漫才師じゃない僕としてはそういうものにどこか憧れもある。ある一夏の恋のような読後感があったらいいなと。一番の売りは若者たちのエモさと僕が選んだ音楽のエモさ、エモ演出です!」と自信を覗かせた。
そんな“エモい”関係性の二人を演じる馬場と菅田は、本編だけでなく会見でも息ぴったり。菅田が「初共演ですし歳も干支一回りくらい離れてるんですけど……」と話しだすと、すかさず馬場が「歳はいいでしょ!」とつっこんだり、菅田の「10年くらい芸歴があるコンビっぽさが出せてると思います」という言葉に馬場が「ハードル上がったね」と苦笑したりと、漫才のようなやり取りが繰り広げられる。馬場は「マギーさんがすごく丁寧に演出してくださって、漫才も普通の会話もネタ合わせをしているようで楽しかったです。細い糸のようなものを二人で積み重ねてオチに向かう大切さを知りました」としみじみ語った。二人のコンビについて、マギーは「組んだばかりの漫才師という設定なので、あんまり上手くなりすぎても困るけど、漫才に出会った龍平の熱、漫才をしている時の飛夫の夢中さ、漫才の楽しさや幸せが伝わるように演出しました。繰り返しになるけど、そのエモさが伝われば」と強調する。
また、注目ポイントとして、馬場は「運命的に出会う二人の青春感ですね。この年齢だからかもしれないけど、懐かしさも感じます。琳寧くんから毎回違うものをもらうので、作品を通してまた青春できてると思う」と笑顔を見せ、菅田は「最初はツッコミも見よう見まねでやっていた龍平が漫才師として少しずつ成長していく過程を楽しみに見ていただけたら嬉しいです」と語り、マギーから「見どころは筋肉じゃないんだ?」と聞かれると「龍平になるために肩のトレーニングは結構しましたね」とアピール。馬場からも「鍛えるためにずっとぶら下がってたよね」と言われ、「筋肉です(笑)!」とまとめていた。
最後に意気込みを聞かれ、菅田が「W主演ということで二つの楽しみ方があると思います。自分は龍平を演じているので、飛夫を見ていてすごく泣ける。でも龍平に注目するとまた違う気持ちで楽しめると思うので、一回は飛夫、次は龍平目線で観てもらえると嬉しいです」と話すと、マギーも「(龍平の)妹の千波目線もあるし、誰に感情移入するかで変わるよね」と頷く。馬場は「個性的なキャラクターたちが精一杯生きている姿を描いています。その一生懸命な姿が皆さんの心に響けばいいなと思いますし、辛いことや悩みがある人がこの作品を見て、悩んでいるのを馬鹿馬鹿しく思ってくれたらいいなと。たくさん笑っていただけたら嬉しいです」と締め括った。
本作は5月4日(木・祝)より博品館劇場で上演され、6月2日(金)からはCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで大阪公演も行われる。舞台ならではの生の熱量を味わうことができ、コミカルなシーンに笑いつつ随所で胸を打たれる爽やかな青春ストーリーをぜひ劇場で見届けてほしい。
<公演概要>
舞台「漫才ギャング -リローデッド-」
原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ(単行本=リトルモア/文庫本=幻冬舎)
脚本:岩崎う大(かもめんたる)
演出:マギー
【出演者】
黒沢飛夫役 馬場良馬
鬼塚龍平役 菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.) (W主演)
鬼塚千波役 夏目愛海
マヤ役 富田麻帆
トラキチ役 木村優良
佐山役 碕理人
城川役 大崎捺希
横山マネージャー役 もりももこ
石井保役 児玉智洋(サルゴリラ)
金井役 宮下雄也
河原役 坂田聡
【公演日程】
■東京公演
博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)
2023年5月4日(木・祝)〜5月21日(日)
■大阪公演
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央〒540-0002区大阪城3番6号)
2023年6月2日(金)〜6月4日(日)
【チケット】前売:9,800円 当日:9,900 円 (全席指定・税込)
【公式サイト】https://manzaigang-stage.com
【公式Twitter】https://twitter.com/manzaigangstage
【お問い合わせ】
■公演に関するお問い合わせ MAIL:info.destyle.stage@gmail.com
■チケットに関するお問い合わせ Mail:stage.contact55@gmail.com
【主催】舞台「漫才ギャング」製作委員会
原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ(単行本=リトルモア/文庫本=幻冬舎)
脚本:岩崎う大(かもめんたる)
演出:マギー
【出演者】
黒沢飛夫役 馬場良馬
鬼塚龍平役 菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズJr.) (W主演)
鬼塚千波役 夏目愛海
マヤ役 富田麻帆
トラキチ役 木村優良
佐山役 碕理人
城川役 大崎捺希
横山マネージャー役 もりももこ
石井保役 児玉智洋(サルゴリラ)
金井役 宮下雄也
河原役 坂田聡
【公演日程】
■東京公演
博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座8-8-11)
2023年5月4日(木・祝)〜5月21日(日)
■大阪公演
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪市中央〒540-0002区大阪城3番6号)
2023年6月2日(金)〜6月4日(日)
【チケット】前売:9,800円 当日:9,900 円 (全席指定・税込)
【公式サイト】https://manzaigang-stage.com
【公式Twitter】https://twitter.com/manzaigangstage
【お問い合わせ】
■公演に関するお問い合わせ MAIL:info.destyle.stage@gmail.com
■チケットに関するお問い合わせ Mail:stage.contact55@gmail.com
【主催】舞台「漫才ギャング」製作委員会
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