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    イベント

    子どもの心の葛藤「命を頂くこと」の意味を考える  富山の小学生 陸上養殖したメバルの今後を話し合う

    「いのちの授業」2020年2月10日(月)/「結論実行の授業」2020年2月28日(金) <富山県射水市放生津小学校>

    “陸養”プロジェクト実行委員会は、全国6地域7つの小学校(青森・千葉・東京・富山・愛媛・長崎)の児童たちに「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取組みを行っています。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子供達に考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的としており、昨年に続き2度目の開催です。

    今年度は、富山県射水市立放生津小学校の5年生がメバルの養殖に、昨年10月よりチャレンジしてきました。成育期間の終了に際し、悪戦苦闘しながらも大切に育ててきたメバルを、子どもたちが、今後どうするのか、話し合って結論を出し、それを実行します。

    養殖本来の目的である「食べる=命を頂く」事に対する、子どもたちの心の葛藤と出した結論は、全ての方に、海の大切さや感謝を改めて考えるきっかけになればと考えています。

    2日間にわたり、魚の今後を決める議論「いのちの授業」と、出した結論を「実行する授業」を開催いたします。



    日時   :●議論「いのちの授業」2020年2月10日(月)11時30分~12時15分

          ●結論実行の授業   2020年2月28日(金)10時40分~12時15分

    実施場所 :〒934-0027 富山県射水市中新湊23-10 射水市立放生津小学校

    プログラム:2/10<いのちの授業> 

          11:30 授業

              (昨年10月より取り組んできたメバルの養殖について振り返り、

              「食べるために育てる」養殖について

              児童がそれぞれ意見を発表します)

          2/28<結論実行> 

          10:40 授業開始 実食の場合は、家庭科室にて実施

          上記以外の結論の場合は、当日決定

          *終了後、13:45~14:30までNPO日本養殖振興会 齊藤氏による

           特別授業と水槽解体等の終了式を予定



    【当日の実施内容について】

    ■2/10 議論「いのちの授業」

    11:30 「いのちの授業」(放生津小学校5年生教室)

        ・座学授業、意見発表

        ・挨拶、まとめ 日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一氏

    12:15 終了


    ■2/28の実施内容は、2/10で子どもたちが出した結論に基づき、実施致します。

    例【実食の場合】 

    10:40 「実食の授業」

        ・開会~海と日本プロジェクト・陸養プロジェクト概要説明~

        ・挨拶 日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一氏

        ・調理開始(デモンストレーション、捌くのみ。食べる魚は別途用意)

        ・実食

    12:15 終了


    【ご参考】2/28終了式内容

    13:45 「水槽解体・終了式」

        ・水槽の片付けの授業

        ・玄関へ移動

        ・水槽の片付け作業

        ・児童からの総括・挨拶 放生津小学校5年生児童代表

        ・終了の挨拶 日本養殖振興会 代表理事 齊藤 浩一氏

    14:30 終了



    【実施校・参加児童数・当日の参加者について】

    ■射水市立放生津小学校 5年生(児童33名)



    【「陸上養殖」の取組みについて】

    ■対象者     :青森県青森市立長島小学校/千葉県野田市立関宿小学校/

              東京都台東区立忍岡小学校/東京都渋谷区立加計塚小学校/

              射水市立放生津小学校/愛媛県伊予市立北山崎小学校/

              長崎県長崎市 私立精道三川台小学校

    ■養殖する魚の種類:青森=メバル/千葉・東京=ヒラメ/

              富山=メバル/愛媛=ヒラメ/長崎=クエ

              ※育てやすさなどから日本養殖振興会が検証し、選定

    ■実施概要    :(1) 地元専門家による座学の実施…

                地元漁業の現状や陸上養殖について学ぶ

              (2) 海水魚の「陸上養殖」の実施…

                魚の成長過程や、その成長過程における自分の気持ちの

                変化を記録として残していき、

                自分たちが食べている魚や海の問題を皆で考える。

                プロジェクトの最終結論として、育てた魚を

                どうする(食べるのかなど)のか、

                子どもたち自身が話し合い決める。

    ■プロジェクト監修・水槽考案:NPO日本養殖振興会



    【これまでの陸養プロジェクト2019・富山の取り組み】

    ■2019年 8月26日 子どもたちで水槽を組立て、

             海水を入れる「水槽設置の授業」を実施

    ■2019年10月 9日 10匹のメバルの稚魚を組み立てた水槽に受け入れる

             「お魚受け入れ式」を実施児童による

             メバルの陸上養殖がスタート

    ■2019年11月 5日 NPO日本養殖振興会による座学「養殖の種類」により、

             多岐にわたる養殖方法や、

             それぞれのメリット・デメリットを学ぶ

    ■2019年12月18日 富山県農林水産総合技術センター水産研究所

             副主幹研究員・瀬戸 陽一氏による

             『富山の「海」と「魚」』の講義。

             独特の海底地形など富山湾についての説明、

             ベニズワイガニやホタルイカなど富山湾で獲れる

             代表的な魚についての生態などを学ぶ


    2019/8/26 水槽設置の様子


    2019/10/9 お魚受け入れ式の様子


    2019/11/5 座学の様子(NPO日本養殖振興会)


    2019/12/18 座学の様子(県水産研究所 瀬戸氏)



    【昨年度 陸養プロジェクト2018・富山の実施内容】

    ■昨年度は、富山県射水市の放生津小学校・堀岡小学校の5年生児童が、サクラマスの陸上養殖にチャレンジしました。半年間育てたサクラマスを、子どもたちはどうするか真剣に議論した結果、放生津小は「稚魚をいただいた養殖場で大きくし続けてもらう」という結論を決め、「養殖場に返す」ことによる「いのちの授業」を実施しました。児童皆が、海の恵みや命の尊さ、食べることへの感謝と真剣に向き合いました。


    昨年のサクラマスの座学授業の様子


    昨年の最終結論を出し「いのちの授業」の様子



    “陸養”プロジェクト実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。

    公式HP: https://rikuyou.uminohi.jp/

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