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業界最小クラス！高耐圧　低背LDOレギュレータ「S-1222シリーズ」を発売

～スマートカードやウェアラブル機器などの電源に最適！～

2018年2月26日 10:00

エイブリック株式会社

エイブリック株式会社（社長：石合信正、本社：千葉県千葉市、以下：ABLIC)は本日より、スマートカード向け0.31mm低背パッケージ搭載LDOレギュレータ「S-1222シリーズ」の販売を開始しました。

　LDOレギュレータは、出力電圧を一定に保つよう制御するICです。新製品「S-1222シリーズ」は、28V入力、2.3～12.0V出力、消費電流6.5μA、200mA 出力電流のLDOレギュレータです。

　スマートカードは、国際規格であるISO/IEC 7810により、大きさが 85.60 × 53.98 mm、ISO/IEC 7813により、厚みを0.76 mmとサイズが決められています。その中で0.76 mmの厚みをクリアすることは、従来ICのパッケージ高さでは困難でした。また、ウェアラブル機器もデザイン性の観点から搭載部品の小型、低背化が望まれています。

「S-1222シリーズ」は、こうした要求を元に、業界最小クラスの低背パッケージ「DFN-6(1518)A(1.5×1.8×0.31mm)」を採用、スマートカードやウェアラブル機器に求められる低背（薄型化）要求に対応します。

　スマートカードに搭載される機能はディスプレイや指紋認証など多様化が進んでおり、電池が搭載されるケースも増えています。また、スマートカード、ウェアラブル機器ともにサイズの制約から搭載できる電池容量は小さく、電池の長寿命化のために、電源ICに対しては低消費電流化の需要が高まっています。こうしたニーズに対応し、「S-1222シリーズ」では低消費電流6.5μAを実現しています。

　また電池搭載が進むことによって、充電対応への需要も高まってきています。特にワイヤレス充電を行う場合には受信側（電源ICの入力側）の電圧が上昇することがある為、高耐圧の電源ICが必要になります。「S-1222シリーズ」は28Vと入力電圧が高い為、ワイヤレス充電時に求められる高耐圧動作にも対応可能です。

この「サイズ」、「消費電流」、「耐圧」の３つの要求を全て満足する電源ICをABLICが開発しこのたび販売を開始しました。

【主な特長】

1. スマートカード向けの業界最小クラスのパッケージDFN-6(1518)Aの採用

新開発のDFN-6(1518)A (1.5×1.8×0.31mm)は、厚みが0.31mmと超低背であるため、薄さが求められるスマートカードやウェアラブル機器に最適です。

2. 28Vの高耐圧動作が可能

高耐圧CMOSプロセスを採用することで、28V動作/30V定格を実現しました。これにより、ワイヤレス充電時に求められる高電圧動作に対応可能です。

3. 高耐圧なのに6.5μAの低消費電流を実現

高耐圧の電源ICは消費電流が大きくなる傾向にあります。上述の通りスマートカードやウェアラブル機器の電源ICには高耐圧が求められると共に電池の長寿命化のニーズがあるため、低消費電流が求められます。その相反する高耐圧と低消費電流を実現しました。

4. 大小さまざまなパッケージを採用

　超低背パッケージDFN-6(1518)A以外にも、許容損失に優れたTO-252-5Sから、小型でありながらガルウィングタイプで実装性の高いSOT-23-5まで、豊富なパッケージラインナップを採用しております。ご使用の用途にあったパッケージをお選びいただくことが可能です。

【主な仕様】

・出力電流: 200mA