日本ATM、金融機関のATM向けセキュリティ対策サービスをF.TRONと共同開発 ～新たなセキュリティ技術の開発に着目し、同社に資本参加～

日本ATM株式会社(代表取締役社長：中野 裕、以下 日本ATM)は、近未来のサイバー空間に必要なセキュリティ技術の開発と提供を行う株式会社F.TRON(代表取締役会長：杉中 順子、以下 F.TRON)の技術にいち早く着目し、この度、同社の最新ソフトウエア「INTΦ」を活用した金融機関のATM向けセキュリティ対策サービスを共同開発していくことでF.TRONと合意するとともに、あわせて同社に資本参加いたしました。

F.TRONは、自社の持つ技術を金融業界にスピーディーに展開していくパートナーとして、ATM監視運用業務において圧倒的なシェアを持つ日本ATMを選定いたしました。また、今般、株式会社産業革新機構より成長資金の出資も受け入れ、日本ATMと協業する金融業界のほか、各業界に新たなサイバーセキュリティ対策を提供して参ります。


■「INTΦ」について
従来のセキュリティ対策ソフトはOS上で稼動するため、OS起動前にマルウエアの監視をすることが出来ませんでしたが、「INTΦ」はOS起動前からマルウエアの監視をすることが出来ます。また、従来のセキュリティ対策ソフトは、過去に発生したマルウエアの事例をパターンファイル化してコンペアする手法が主流となっているため、新型のマルウエアを検知することが出来ませんでしたが、「INTΦ」はOSとCPU間のやり取りを常時監視し、基本ルールに準拠しない不正なコマンドを検知・無効化することが可能となります。


■F.TRONについて
設立　　　　： 2008年7月
事業内容　　： 近未来のサイバー空間に必要な技術開発とその研究、
　　　　　　　 及びその技術を利用した認証基盤
　　　　　　　 (本人とPC端末とサーバの個体識別認証)の構築
本社所在地　： 東京都千代田区紀尾井町4-3泉館紀尾井町2F
ホームページ： http://www.ftron.co.jp/


■日本ATMについて
設立　　　　： 1999年1月
事業内容　　： 金融・行政サービスの各種アウトソーシング事業
ATM監視台数 ： 約98,100台
　　　　　　　 (国内ATMの約半数とネットワーク接続しています。)
　　　　　　　 ※2015年12月末現在
本社所在地　： 東京都港区浜松町1-30-5浜松町スクエア8F
ホームページ： http://www.atmj-g.com


金融機関のATMネットワークは、有線回線が主流となっておりますが、回線費用・敷設作業のローコスト化などが求められており、「INTΦ」を活用した、無線化された回線でも送受信データの盗聴防止、マルウエア対策が行える新しいセキュリティ対策ソリューションを、日本ATMのATM監視業務の追加サービスとして提供して参ります。

F.TRONと日本ATMは、ATM向けセキュリティ対策サービスを通じ、金融機関様のATMネットワークの堅牢性を確保することをお約束します。