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    メタボリック健診、「リスクあり」に男女格差

    報道関係者各位
    男性のリスク因子保有率
    プレスリリース                      2008年1月24日
                        株式会社日本医療データセンター

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    日本医療データセンター 『JMDCデータで読むヘルスケアレポート』vol.2

           メタボリック健診、「リスクあり」に男女の格差
       ~要注意項目 男性は「体重」、女性は「悪玉コレステロール」~
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    医療データベースの構築・分析及び健康保険組合へのソリューション提供を
    行う、株式会社日本医療データセンター(東京都千代田区、代表取締役:
    木村 真也)は、健康診断データからの分析により、血液検査や体重の数値
    で、”リスクあり”とされる人の比率が男女で大きな差が生じていることを
    発表しました。

    この結果は、日本医療データセンターが契約する複数の健康保険組合の
    加入者のうち、30~50代の男性43,606人、女性13,056人の健康診断のデータ
    を、2006年に厚生労働省が発表した「標準的健診・保健指導プログラム」*に
    記載される基準に従い、BMI・血糖・血圧・脂質検査別に、リスク基準値以上
    の人の人数を集計、男女別に分析した結果判明しました。男性では、3人に
    1人がBMI値が25を超えており、加齢に伴い、血圧や血糖系検査でも高い比率
    を示す傾向にあります。しかし、女性では同じ検査項目における
    リスク保有者の割合は男性と比較して低いにもかかわらず、
    「高脂血症リスク因子」のひとつLDLコレステロール値が、顕著な高さを
    示し、50代でおよそ4割がリスク保有者となってしまうことが分かりました。

    *「標準的健診・保健指導プログラム」に記載されている病院受診勧奨レベル
    (肥満リスク) BMI25以上
    (糖尿病リスク) 空腹時血糖126mg/dl以上
    HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー) 6.1%以上
    (高血圧リスク) 最高血圧140mmHg以上
    最低血圧 90mmHg以上
    (高脂血症リスク) 中性脂肪 300mg/dl以上
    HDLコレステロール34mg/dl以下
    LDLコレステロール140mg/dl以上

    この分析から、北里大学医学部 佐藤敏彦准教授(公衆衛生学)は、以下の
    ようにコメントしています。
    「メタボリック症候群の予防には、男性は、まずは日々の体重測定を習慣化
    すること、女性はコレステロールのバランスを保つ働きがある女性ホルモン
    の分泌が減少する閉経時期に備え、LDLコレステロール値を健康診断で
    チェックする必要性を示しています。特に若いうちからコレステロールが
    高めの方は、日常生活で食事や運動に気をつけておく必要があるでしょう。
    医療機関の協力のもとで、男女それぞれ危険因子削減の計画をたてることに
    より、一層効果的な予防策が可能になればと思います」


    ■本件に関する問い合わせ先
    株式会社日本医療データセンター
    担当 : ヘルスケア事業部 小沼・岸村
    TEL  : 03-3511-6781
    FAX  : 03-3511-6782
    E-MAIL: FAQ@jmdc.co.jp

    ■関連情報
    メタボリックシンドローム対策レシピ「Pep! eco-recipe(エコレシピ)vol.8」
    に詳しい情報が掲載されています。
    エコレシピの詳細はこちら: http://www.jmdc.co.jp/eco-recipe

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    ◇『JMDCデータで読むヘルスケアレポート』とは
    『JMDCデータで読むヘルスケアレポート』は、
    株式会社日本医療データセンターが、月1回発表するレポートで、同社独自の
    技術を用いたJMDCデータ**を利用して、リアルな患者のデータから、日本人
    の健康や疾病の傾向を分析するものです。

    **JMDCデータ:株式会社日本医療データセンターが約33万人
    (2007年11月現在)の健康保険組合加入者から収集した健康診断の情報や
    レセプト情報を解析したデータ。個人を特定しないよう加工され、時系列
    での処理が可能なため、治療の経過などを疫学的に検証することが可能。

    ◇日本医療データセンター( http://www.jmdc.co.jp/
    レセプト(診療報酬明細請求書)には、豊富な医療情報が含まれているにも
    かかわらず、今までは個人情報の問題や、医療機関ごとに異なる用語や
    フォーマットなどにより、データとして利用することが大変難しい状況
    でした。2008年4月には、医療制度改革に伴う健康保険法改正により、国内
    全ての健康保険組合に「医療費削減」を目的とした「組合員の健康増進等」
    が義務づけられます。
    このような背景のなか、国や健康保険組合の施策に対し、改善に繋げるため
    の「検証」というプロセスの必要性から、株式会社日本医療データセンター
    では新たなメタボリックシンドローム対策のソリューションを開発。
    医療機関が健康保険組合に医療費請求時に使用するレセプトから、個人を
    特定しない医療データ生成・分析を行うことができる、日本初の会社
    として、健康保険組合および製薬会社などにデータ活用ソリューションを
    提供しています。

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