シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:萩原浩二)は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員1,807人を対象に、「朝食」に関する調査を実施しました。
図表1
<調査結果 ダイジェスト>
■朝食摂取率は95%以上。70代以上は100%
50代91.4%、60代97.2%、70代以上100%と、年代があがるほど摂取率は高い。
■主食「ごはん派」VS「パン派」、「パン派」に軍配。女性と70代以上は「パン派」多い
【朝食の主食】、「ごはん派」が41.1%、「パン派」47.1%。特に女性と70代以上で人気。「準備や後片付けが簡単」、「食べるのに時間がかからない」という手軽さが支持されている。
■女性の半数以上が朝食に「ヨーグルト」を好む
【朝食時に主食以外でよく食べるもの】、全体の45.6%が「ヨーグルト」と回答。女性は57.3%と半数以上。
■朝食を食べる習慣がある人ほど【日々の充実度】は高い
朝食の摂取状況別の【日々の充実度】、「充実している」と回答したのは、朝食を食べる人では86.7%、
朝食を食べない人では74.6%。朝食を食べる習慣のある人ほど日々の充実を実感。
■有識者の考察
主食、主菜、副菜のバランスのとれた朝食が理想的。パン派は血糖値上昇に配慮しひと工夫を。
(東北大学 加齢医学研究所 所長/川島 隆太氏)
<調査概要>
調査期間:2015年4月28日~5月8日
調査対象:50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員
調査方法:メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数:1,807 件
-男性:1,428名(50代:376名、60代:741名、70代以上:311名)
-女性:379名(50代:205名、60代:150名、70代以上24名)
===調査結果==================================
1.朝食の摂取状況
朝食を食べるかどうか】について聞いたところ、全体の95.8%が「朝食を食べる」と回答しました。
年代があがるほど朝食を食べる人が多く、70代以上の摂取率は100%でした。
(図表1)
2.朝食前の日課
朝食を食べる人に【朝食前の日課】について聞いたところ、全体で最も多かったのは「新聞を読む」の36.3%でした。男性に比べて女性に多かったのは「庭の手入れ、植物の水やり」13.3%、「掃除」8.6%でした。また、他の年代に比べて70代以上に多かったのは「ストレッチ、腹筋などの運動」14.0%、「ラジオ体操」8.7%でした。
また、「その他」として多く挙がったのは「洗濯」「お弁当作り」「仏壇・神棚へのお供え」「血圧測定」などでした。
(図表2)
3.朝食の主食
朝食を食べる人に、【朝食の主食】について聞いたところ、「ごはん派」(「毎日ごはん」「ごはんが多い」)は全体の41.1%、「パン派」(「毎日パン」「パンが多い」)は47.1%でした。特に女性は、「ごはん派」32.7%、「パン派」51.3%、とパン人気がより高い結果となりました。また、年代があがるほどパンの人気は多く、70代以上では「ごはん派」43.3%に対し、「パン派」49.8%でした。
(図表3)
4.朝食について重視していること
朝食を食べる人が【朝食について重視していること】を、「ごはん派」「パン派」に分けて見てみると、「ごはん派」全体では「健康に良いこと」56.7%、「栄養バランスがとれていること」が45.6%とそれぞれ高い結果となりました。
「パン派」全体では、「ごはん派」に比べ「準備や後片付けが簡単なこと」32.5%、「食べるのに時間がかからないこと」32.5%が高く、女性では特にこの傾向が高くなっています。70代以上で、「パン派」が「ごはん派」よりも目立ったのは、「準備や後片付けが簡単なこと」22.8%、「食べるのに時間がかからないこと」18.0%の他、「カロリーが低いこと」25.7%でした。
(図表4)
5.朝食時、主食以外でよく食べるもの
朝食を食べる人が【朝食時に主食以外でよく食べるもの】について聞いたところ、全体で最も多かったのは「ヨーグルト」の45.6%でした。特に女性では57.3%と、半数以上でした。「ヨーグルト」以外で、男性に比べて女性に多かったのは、「果物」37.1%、「チーズ」18.3%でした。また、他の年代に比べて70代以上で多かったのは、「サラダ」44.5%、「果物」44.5%でした。
「果物」と回答した人に具体的な果物名を聞いたところ、多かったのは「オレンジ」「バナナ」「りんご」「キウイ」「いちご」でした。
(図表5)
6.朝食を食べる相手
朝食を食べる人に、【朝食を食べる相手】について聞いたところ、全体で最も多かったのは「配偶者、パートナー」の64.5%でした。50代41.4%、60代71.2%、70代以上83.9%と、年代が上がるにつれて「配偶者、パートナー」と食べる機会が増えています。
また、「一人で」という回答が目立ったのは、女性の39.1%、50代の47.6%でした。
(図表6)
7.朝食での外食
朝食を食べる人に、【朝食のために外食をすることがあるか】について聞いたところ、「外食することがある」と回答したのは全体の12.5%でした。50代15.8%、60代12.4%、70代以上7.5%と、年代があがるにつれ外食率は低くなりました。
(図表7-1)
また、朝食のために外食することがある人に、【外食する際の予算】について聞いたところ、全体の67.1%が「700円まで」(「300円未満」「300~500円」「500円~700円」の合計)と回答しました。男女別にみると、「700円まで」と回答したのは、男性72.2%対して女性は48.9%と、女性の方が予算が高いことがわかりました。
(図表7-2)
8.朝食の摂取状況と「日々の充実度」の相関
朝食の摂取状況別に【日々の充実度】を聞いたところ、「充実している」(「とても充実している」
「まあ充実している」の合計)と回答したのは、朝食を食べる人では86.7%、朝食を食べない人では74.6%で、朝食を食べる習慣のある人の方が日々の充実をより感じていることがわかりました。
(図表8)
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【参考】
主食、主菜、副菜のバランスのとれた朝食が理想的。パン派は血糖値上昇に配慮しひと工夫を。
東北大学 加齢医学研究所 所長/川島 隆太氏
「朝食を食べる習慣がある人ほど日々の充実度は高い」との結果については、小児や成人を対象とした我々の調査研究結果とも一致している。小児では朝食を食べる頻度が下がると学力や体力が低下し、成人では午前中のやる気が減少、性格がだらしなくなり、仕事上のストレス感が増えることなどがわかっている。
朝食の主食としては、特に女性でパン派が多いことは、手軽に朝食を済ませたいとの意識の表れと思うか、調査対象の中心が大都市圏に居住していたことも一因であろう。我々の調査では、関東・近畿・中国地方の家庭ではパン派が多く、逆に東北地方ではごはん派が圧倒的に多いことがわかっている。日本でよく食べられている白いパンは、血糖値が上がりやすい代表的な食品であり、そうした血糖値の上がりやすい食品は、シニア層には糖尿病のリスクを高め、子どもたちには身体と脳の発達を阻害することが科学的に証明されている。パン派の方は、血糖値の上がりにくい全粒粉のパンに切り替えることをお勧めする。ごはん派の方も、より血糖値の上がりにくい玄米や雑穀米などがお勧めである。
主菜、副菜についてみると、ヨーグルトを食べる人が多く、カルシウム摂取による骨粗しょう症対策など意識されているのかもしれない。しかし、食事による血糖値上昇を抑える繊維質の多い食品、特に温野菜等について意識されていないことは問題である。
シニア層がいつまでも健やかで穏やかな生活を続けるためには、日々の生活の中で、運動、認知機能、コミュニケーションを意識するとともに、主食、主菜、副菜のバランスのとれた栄養を取り続けることが大切である。
理想の朝食としては、シニア層に限らず、主食は玄米のごはん、主菜、副菜としては、繊維質の多い野菜、身体の細胞レベルでブドウ糖代謝を補助する必須アミノ酸のリジンを多く含む豆類、同じくビタミンB1を多く含む豚肉などを組み合わせるのが良い。
「朝食」マーケットを考える上では、多少単価が高くとも国産の安全な食品を、できるだけ自然のまま、バランスよくいただくことが健康長寿の秘訣であることを、科学的データを提示しながら啓蒙を進めるべきと考える。
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《株式会社ゆこゆこ 概要》
(1) 商号:株式会社ゆこゆこ
(2) 代表者:代表取締役社長 萩原 浩二
(3) 所在地:東京都中央区銀座2-3-6 銀座並木通りビル
(4) 設立:2000年1月12日
(5) 資本金:205百万円
(6) 売上高:76.1億円(15年3月期)
(7) 従業員数:222人(15年4月現在)
(8) 主な事業の内容:シニア向け宿泊予約サービス
・宿泊情報誌「ゆこゆこ」発行 <会員数>623万人(15年3月末現在)
・宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」運営 <会員数>90万人(15年3月末現在)
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