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名城大学・NTT西日本 「ICT環境整備による戦略実現に向けた包括連携協定」の締結に伴う 取り組みについて 学びのコミュニティを創造革新する大学を目ざす
~ICTを活用したICTスマート大学の実現~
2014年6月4日 15:30
学校法人名城大学(本部:名古屋市天白区、理事長:小笠原 日出男、以下 名城大学)と西日本電信電話株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:村尾 和俊、以下 NTT西日本)は、「ICT環境整備による戦略実現に向けた包括連携協定」を締結し、名城大学の基本戦略構想を基にしたビジョン実現に向けICTパートナーシップとして大学経営の競争力の強化、教育・研究に寄与する体制づくりに向け取り組んでまいりました。
こうした取り組みを進める中、6月着工の“ナゴヤドーム前キャンパス”に関するICT導入計画及び既存キャンパスにおけるICTリニューアル計画など、ICT環境整備について一部具体的な取り組み内容がまとまってまいりました。
また、包括連携協定締結を契機に提案を進めるNTT西日本の「名城大学ICTスマート大学構想」の一環として、NTT研究所が開発を進める研究プロダクトの実証実験も展開していきます。
1.名城大学を取り巻く環境
2016年に開学90周年を迎える名城大学を取り巻く環境は、グローバル化、少子高齢化の進展による大学間の競争激化に伴い、より質の高い教育、研究や社会貢献のための取り組みが求められているとともに、教育の継続性担保のため健全な経営体質の維持に向け、様々な施策を同時に展開していかなければならない時代に突入しています。
2.名城大学の取り組み
厳しい環境に直面する大学経営の中、名城大学では次期中期経営戦略「MS-26」を策定。「MS-26」は組織目標と個々人の取り組みを繋ぐツールとしての機能も有し、あらゆる場面で教育・研究・社会貢献などの現在と未来を語るコミュニケーションの枠組みとして利用しながら、構成員が情熱を持って取り組む価値観として、また名城大学が果たすべき使命(ミッション)と開学100周年にあたる2026年におけるあるべき姿を表現したビジョンを基に、これらを実現するための行動目標を定めたものです。
この「MS-26」の策定にあたり、より一層厳しい環境下においても今後の具体的な取り組みを名城大学のステークホルダーにとって、より効率的・効果的に実現することを考えた場合、我々の日常生活はもとより教育・研究の現場にも深く浸透し、その屋台骨となっているICT環境の一層の充実と支援体制の構築が不可欠であると考えるに至りました。
3.学びのコミュニティを創造革新する大学を目ざす
今回のナゴヤドーム前キャンパスを整備し、天白・八事など既存のキャンパス間との連携と機能分化をより一層明確化することで、在学生約16,000人、卒業生約170,000人に加え、教職員のみならず地域、社会との繋がりなどの様々なコミュニティにおける経験を通じ、入学時から卒業後も多様な経験を通じて主体的に生涯学び続ける学生を育成することが可能となり、それこそが学びのコミュニティとする総合大学である名城大学のあるべき姿であると確信しています。
4.スマートICT大学への期待
名城大学では社会貢献の視点から「学生とともに、社会との『人的交流』を通じて地域の活性化に貢献する」ことが重要なミッションであると認識しており、その学びの場としてのキャンパスづくりに不可欠なビジョン実現に向けては、ICTを活用しながらキャンパス間連携の強化を図ることは当然のことで、なおかつ個々の学生の状況を把握し、常に双方向のコミュニケーションを心がけ、学生を孤立させないような仕組みを作ることが重要であると捉えています。
ICTを活用することで「学びのコミュニティ」は教室の中だけでなく、キャンパスの内外につくることが可能となり、卒業して社会人になってからも、大学に戻って「学びのコミュニティ」の一員となり、「生涯学びを楽しむ」ことを期待しています。
5.包括連携協定締結に至った経緯
これまで名城大学では基本戦略MS-15に基づき、「総合化の推進」「高度化の推進」「国際化の推進」を掲げ、総合学園化構想を進めてまいりました。MS-15は2015年で集大成を迎え、引き続き開学100周年に向けたMS-26の策定、更には「ナゴヤドーム前キャンパスの開設」「既存キャンパスの更改」など、今後の競争力強化及び教育・研究に寄与する体制づくりに先端のICT環境整備を重要課題に位置付けています。
これに対しNTT西日本では、これまで培ってきた経験や最新の技術を活かした教育現場のICT化への支援ができないかと検討を進めていました。このような背景のもと、ICTを利活用し、相互に連携協力しながらICTスマート大学の実現に向け双方が合意し、今回の包括連携協定の締結となりました。
6.今後の展開
名城大学とNTT西日本は、今回の包括契約を契機に、大学を取り巻く環境・課題を洗い出すと共に、アイデア創出や先進のICT技術を取り入れたトライアルを通じ、ICTスマート大学の理想像を追求し、学びのコミュニティを創造改革する大学の実現に向け取り組んでまいります。
<参考>
名城大学・NTT西日本「ICT環境整備による戦略実現に向けた包括連携協定」概要
1.包括連携協定の内容及び特徴
【1】ICTパートナー契約
・中期経営戦略に基づくICT導入計画・提案
・情報基盤のクラウド
・情報システムのトータルコーディネート
・新キャンパスに対する最新ICT設備構築
【2】ICT環境整備
・データセンター利用
・専用ネットワーク回線の利用
・システム共通基盤仕様策定
【3】既存システムの更改
2.包括連携協定締結に伴う具体的取り組み事案
(1) 新キャンパス及び既存キャンパスにおけるICT環境のリニューアル
■ナゴヤドーム前キャンパスのICT活用及び既存キャンパスのICTリニューアル計画
電子図書館の開設
― 書籍用ICタグによる蔵書管理
― 利用履歴の管理
― タブレット等端末による電子書籍閲覧
■エンロールメントマネジメント
入学前から在学中、卒業後までを一貫してサポートする総合的な学生支援策の検討
― 個別管理されていた情報の統合的な分析
― データを用いた経営判断
― 適宜適切な情報の公開 など
(2) NTT研究プロダクトの実証実験を通じた学生サービスの追求
■次世代無線LAN技術の実証実験
キャンパス内への次世代無線LAN環境整備を見据えた検証
■その他、名城大学をフィールドにNTTが開発を進める研究プロダクトの実証 実験を通じ、プロダクトに関する検証はもとよりと学内における先進的なサービスの創造に向け連携してまいります。
こうした取り組みを進める中、6月着工の“ナゴヤドーム前キャンパス”に関するICT導入計画及び既存キャンパスにおけるICTリニューアル計画など、ICT環境整備について一部具体的な取り組み内容がまとまってまいりました。
また、包括連携協定締結を契機に提案を進めるNTT西日本の「名城大学ICTスマート大学構想」の一環として、NTT研究所が開発を進める研究プロダクトの実証実験も展開していきます。
1.名城大学を取り巻く環境
2016年に開学90周年を迎える名城大学を取り巻く環境は、グローバル化、少子高齢化の進展による大学間の競争激化に伴い、より質の高い教育、研究や社会貢献のための取り組みが求められているとともに、教育の継続性担保のため健全な経営体質の維持に向け、様々な施策を同時に展開していかなければならない時代に突入しています。
2.名城大学の取り組み
厳しい環境に直面する大学経営の中、名城大学では次期中期経営戦略「MS-26」を策定。「MS-26」は組織目標と個々人の取り組みを繋ぐツールとしての機能も有し、あらゆる場面で教育・研究・社会貢献などの現在と未来を語るコミュニケーションの枠組みとして利用しながら、構成員が情熱を持って取り組む価値観として、また名城大学が果たすべき使命(ミッション)と開学100周年にあたる2026年におけるあるべき姿を表現したビジョンを基に、これらを実現するための行動目標を定めたものです。
この「MS-26」の策定にあたり、より一層厳しい環境下においても今後の具体的な取り組みを名城大学のステークホルダーにとって、より効率的・効果的に実現することを考えた場合、我々の日常生活はもとより教育・研究の現場にも深く浸透し、その屋台骨となっているICT環境の一層の充実と支援体制の構築が不可欠であると考えるに至りました。
3.学びのコミュニティを創造革新する大学を目ざす
今回のナゴヤドーム前キャンパスを整備し、天白・八事など既存のキャンパス間との連携と機能分化をより一層明確化することで、在学生約16,000人、卒業生約170,000人に加え、教職員のみならず地域、社会との繋がりなどの様々なコミュニティにおける経験を通じ、入学時から卒業後も多様な経験を通じて主体的に生涯学び続ける学生を育成することが可能となり、それこそが学びのコミュニティとする総合大学である名城大学のあるべき姿であると確信しています。
4.スマートICT大学への期待
名城大学では社会貢献の視点から「学生とともに、社会との『人的交流』を通じて地域の活性化に貢献する」ことが重要なミッションであると認識しており、その学びの場としてのキャンパスづくりに不可欠なビジョン実現に向けては、ICTを活用しながらキャンパス間連携の強化を図ることは当然のことで、なおかつ個々の学生の状況を把握し、常に双方向のコミュニケーションを心がけ、学生を孤立させないような仕組みを作ることが重要であると捉えています。
ICTを活用することで「学びのコミュニティ」は教室の中だけでなく、キャンパスの内外につくることが可能となり、卒業して社会人になってからも、大学に戻って「学びのコミュニティ」の一員となり、「生涯学びを楽しむ」ことを期待しています。
5.包括連携協定締結に至った経緯
これまで名城大学では基本戦略MS-15に基づき、「総合化の推進」「高度化の推進」「国際化の推進」を掲げ、総合学園化構想を進めてまいりました。MS-15は2015年で集大成を迎え、引き続き開学100周年に向けたMS-26の策定、更には「ナゴヤドーム前キャンパスの開設」「既存キャンパスの更改」など、今後の競争力強化及び教育・研究に寄与する体制づくりに先端のICT環境整備を重要課題に位置付けています。
これに対しNTT西日本では、これまで培ってきた経験や最新の技術を活かした教育現場のICT化への支援ができないかと検討を進めていました。このような背景のもと、ICTを利活用し、相互に連携協力しながらICTスマート大学の実現に向け双方が合意し、今回の包括連携協定の締結となりました。
6.今後の展開
名城大学とNTT西日本は、今回の包括契約を契機に、大学を取り巻く環境・課題を洗い出すと共に、アイデア創出や先進のICT技術を取り入れたトライアルを通じ、ICTスマート大学の理想像を追求し、学びのコミュニティを創造改革する大学の実現に向け取り組んでまいります。
<参考>
名城大学・NTT西日本「ICT環境整備による戦略実現に向けた包括連携協定」概要
1.包括連携協定の内容及び特徴
【1】ICTパートナー契約
・中期経営戦略に基づくICT導入計画・提案
・情報基盤のクラウド
・情報システムのトータルコーディネート
・新キャンパスに対する最新ICT設備構築
【2】ICT環境整備
・データセンター利用
・専用ネットワーク回線の利用
・システム共通基盤仕様策定
【3】既存システムの更改
2.包括連携協定締結に伴う具体的取り組み事案
(1) 新キャンパス及び既存キャンパスにおけるICT環境のリニューアル
■ナゴヤドーム前キャンパスのICT活用及び既存キャンパスのICTリニューアル計画
電子図書館の開設
― 書籍用ICタグによる蔵書管理
― 利用履歴の管理
― タブレット等端末による電子書籍閲覧
■エンロールメントマネジメント
入学前から在学中、卒業後までを一貫してサポートする総合的な学生支援策の検討
― 個別管理されていた情報の統合的な分析
― データを用いた経営判断
― 適宜適切な情報の公開 など
(2) NTT研究プロダクトの実証実験を通じた学生サービスの追求
■次世代無線LAN技術の実証実験
キャンパス内への次世代無線LAN環境整備を見据えた検証
■その他、名城大学をフィールドにNTTが開発を進める研究プロダクトの実証 実験を通じ、プロダクトに関する検証はもとよりと学内における先進的なサービスの創造に向け連携してまいります。
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