立命館大学(京都府京都市、学長:仲谷善雄、以下立命館)は、3度の宇宙飛行を完遂し、日本の有人宇宙活動を牽引してきた、元JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙飛行士の野口聡一氏を学長特別補佐として任命しました。また立命館大学が2023年7月に設立した「立命館大学宇宙地球探査研究センター」(ESEC)への、野口学長特別補佐の研究顧問就任も発表しました。12月1日、立命館東京キャンパスにおいて開催した就任会見の模様をご報告いたします。
◆ 「未来の立命館の水先案内人として、総合知を備えた人材育成を」。仲谷学長
仲谷学長は冒頭、立命館が社会共生価値を創造し、次世代研究大学を目指していると語り、野口学長特別補佐の任命理由や期待について、このように述べました。
「野口学長特別補佐のこれまでの大挑戦は、私達に大きな希望を与えてくれました。そして、私達の2030年に向けた学園ビジョン『挑戦をもっと自由に』と同じであると強く感じます。未来の立命館の水先案内人として就任を打診したところ、快諾を賜りました。立命館学園は、小学校から中学、高校、大学、大学院までの一貫した教育研究環境のもと、多様な学びの機会を提供しています。総合知を備えた人材育成を、中長期的な視点で取り組むことができます。次世代の明るい未来を創り出すことを期待するとともに、本大学の取り組みを世界へ広く伝えることにご協力をいただきたいと考えています」。
特にESECにおいて、野口学長特別補佐の果たす役割は重要だと強調。「今後5年から10年間が宇宙探査・開発で非常に重要な時期です。本学が日本の宇宙開発や宇宙の平和利用に貢献する存在になりたいという強い思いを込め、フラッグシップとして、ESECを設置しました。ESECの『人類の生存権の維持と拡大に貢献する』というビジョンはまさに前人未到の挑戦。その実現には有人宇宙飛行のエキスパートであり、宇宙から地球を見た、たった12人の日本人のうちの1人である野口さんの知見が必要不可欠だと考えました」と語りました。
「野口学長特別補佐のこれまでの大挑戦は、私達に大きな希望を与えてくれました。そして、私達の2030年に向けた学園ビジョン『挑戦をもっと自由に』と同じであると強く感じます。未来の立命館の水先案内人として就任を打診したところ、快諾を賜りました。立命館学園は、小学校から中学、高校、大学、大学院までの一貫した教育研究環境のもと、多様な学びの機会を提供しています。総合知を備えた人材育成を、中長期的な視点で取り組むことができます。次世代の明るい未来を創り出すことを期待するとともに、本大学の取り組みを世界へ広く伝えることにご協力をいただきたいと考えています」。
特にESECにおいて、野口学長特別補佐の果たす役割は重要だと強調。「今後5年から10年間が宇宙探査・開発で非常に重要な時期です。本学が日本の宇宙開発や宇宙の平和利用に貢献する存在になりたいという強い思いを込め、フラッグシップとして、ESECを設置しました。ESECの『人類の生存権の維持と拡大に貢献する』というビジョンはまさに前人未到の挑戦。その実現には有人宇宙飛行のエキスパートであり、宇宙から地球を見た、たった12人の日本人のうちの1人である野口さんの知見が必要不可欠だと考えました」と語りました。
◆ 「立命館の素晴らしいビジョンのもと、意義のある活動ができる」。野口学長特別補佐・ESEC研究顧問
野口学長特別補佐は、就任を決めた理由について、このように述べました。
「立命館は初等教育から大学まである総合学園で、理系のキャンパスが充実していて、宇宙に関する活動が徐々に本格化しています。ESECと佐伯先生はSLIM(小型月着陸実証機)など、進行中のJAXAのプロジェクトにも尽力しているので、非常に親和性が高いと感じています。『人類の生存圏の拡大と維持に貢献する』という大変素晴らしいビジョンのもと、意義のある活動ができるのではないかと期待しております。外の世界で何が起こっているかをアカデミックの現場に還元しつつ、立命館大学のポテンシャルを外に向けてアピールしていく、今が両方の意味で非常に良いフェーズにあると思います」
また、「宇宙研究において、立命館大学は琵琶湖に素晴らしいキャンパスがあり、宇宙ベンチャーがひしめく日本橋に近い東京キャンパスも、拠点として本当にいいところにあります。宇宙を目指す若い人たちに、今がスタートするのに本当に素晴らしい時期であり、いろんな形で宇宙に関するポテンシャルや、キャリアの可能性が広がっていると伝えたい。学生や研究者たちに刺激を与えていきたい」と語りました。
「立命館は初等教育から大学まである総合学園で、理系のキャンパスが充実していて、宇宙に関する活動が徐々に本格化しています。ESECと佐伯先生はSLIM(小型月着陸実証機)など、進行中のJAXAのプロジェクトにも尽力しているので、非常に親和性が高いと感じています。『人類の生存圏の拡大と維持に貢献する』という大変素晴らしいビジョンのもと、意義のある活動ができるのではないかと期待しております。外の世界で何が起こっているかをアカデミックの現場に還元しつつ、立命館大学のポテンシャルを外に向けてアピールしていく、今が両方の意味で非常に良いフェーズにあると思います」
また、「宇宙研究において、立命館大学は琵琶湖に素晴らしいキャンパスがあり、宇宙ベンチャーがひしめく日本橋に近い東京キャンパスも、拠点として本当にいいところにあります。宇宙を目指す若い人たちに、今がスタートするのに本当に素晴らしい時期であり、いろんな形で宇宙に関するポテンシャルや、キャリアの可能性が広がっていると伝えたい。学生や研究者たちに刺激を与えていきたい」と語りました。
◆ 「人類共通の課題として、宇宙探査開発に共に取り組みたい」ESEC佐伯センター長
就任会見ではESECの佐伯センター長も登場し、ESECのステートメントビデオを上映。ESECが人類の宇宙における生存圏構築に向けた探査拠点の開発など宇宙開発の「現場」を切り拓く「フェーズ2」に注力している点、また野口研究顧問に期待する具体的な役割や、ESECが追求する研究活動について説明しました。
佐伯センター長は「野口先生を研究顧問として迎えることになり、大変興奮するとともに喜んでおります。ESECには多様な分野の研究者がおります。野口先生の宇宙飛行士としての経験や、様々な宇宙飛行士や研究者たちと共同で国際的に活動をしてきた経験を活かして、研究者同士を繋ぐハブになり、また政府や社会にも活動を繋いでいただきたい。我々は月の氷資源の開発や、その後の宇宙探査開発において、国際平和を維持しつつ、人類共通の課題として共に取り組んでいきたい。そして子供たちが宇宙開発の未来に夢を持てるようなものにしていきたいと思っております。学生たちも野口先生の就任を聞いて興奮すると思います」と述べました。
佐伯センター長は「野口先生を研究顧問として迎えることになり、大変興奮するとともに喜んでおります。ESECには多様な分野の研究者がおります。野口先生の宇宙飛行士としての経験や、様々な宇宙飛行士や研究者たちと共同で国際的に活動をしてきた経験を活かして、研究者同士を繋ぐハブになり、また政府や社会にも活動を繋いでいただきたい。我々は月の氷資源の開発や、その後の宇宙探査開発において、国際平和を維持しつつ、人類共通の課題として共に取り組んでいきたい。そして子供たちが宇宙開発の未来に夢を持てるようなものにしていきたいと思っております。学生たちも野口先生の就任を聞いて興奮すると思います」と述べました。
野口聡一学長特別補佐 ・ ESEC研究顧問 プロフィール
1965年神奈川県生まれ、博士(学術)。
3回の宇宙飛行に成功し世界で初めて3種類の宇宙帰還を達成した宇宙飛行士としてギネス世界記録達成。国際NPO「Genius 100」財団が選出する「世界の100人」に選出。「宇宙からのショパン生演奏」動画でYouTube Creator Award、宇宙体験や死生観を掘り下げた「宇宙の当事者研究」により日本質的心理学会論文賞、ボーイスカウト日本連盟特別功労賞など、数々の賞を受賞。国際社会経済研究所理事、国連WFP協会顧問、国際経済フォーラム (WEF)宇宙部会名誉研究員、東京大学特任教授、日本大学特任教授ほか。著書は「どう生きるか つらかったときの話をしよう」(アスコム)、「宇宙に行くことは地球を知ること」(光文社新書)他多数。趣味は料理、キャンプ、作詞、飛行機操縦。
2023年、立命館大学の学長特別補佐と、立命館大学宇宙地球探査研究センター(ESEC)への研究顧問に就任。
3回の宇宙飛行に成功し世界で初めて3種類の宇宙帰還を達成した宇宙飛行士としてギネス世界記録達成。国際NPO「Genius 100」財団が選出する「世界の100人」に選出。「宇宙からのショパン生演奏」動画でYouTube Creator Award、宇宙体験や死生観を掘り下げた「宇宙の当事者研究」により日本質的心理学会論文賞、ボーイスカウト日本連盟特別功労賞など、数々の賞を受賞。国際社会経済研究所理事、国連WFP協会顧問、国際経済フォーラム (WEF)宇宙部会名誉研究員、東京大学特任教授、日本大学特任教授ほか。著書は「どう生きるか つらかったときの話をしよう」(アスコム)、「宇宙に行くことは地球を知ること」(光文社新書)他多数。趣味は料理、キャンプ、作詞、飛行機操縦。
2023年、立命館大学の学長特別補佐と、立命館大学宇宙地球探査研究センター(ESEC)への研究顧問に就任。
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