2023年のKYOJO CUP第2戦が7月23日(日)に富士スピードウェイで開催され、最終ラップまでトップ争いが白熱。#114 翁長実希 (RSS VITA)と#17 三浦愛(Team M VITA)の2台が横並びでチェッカーを受け、0.078秒差で先着した三浦が開幕戦に続いて優勝を飾った。
開幕戦と同じく22台がエントリーした今大会。前回は雨模様の中でのレースだったが、今回は予選・決勝ともにドライコンディションとなった。
8時30分から行われた公式予選では、5年ぶりにKYOJO CUP挑戦中の#44 平川真子(RSS vita)が早い段階で好タイムを記録。ライバルの翁長や三浦もタイム更新を狙ったが最後まで順位は入れ替わらず、平川が自身初となるポールポジションを獲得した。
12時50分から行われた決勝レース(12周)では、好スタートを決めた平川が先行していく。それに対し3番手の三浦が着々と順位を上げ、2周目に翁長を抜いて2番手に浮上すると、3周目のTGRコーナーで平川を攻略。トップに立って2台を引き離しにかかった。また翁長も5周目のダンロップコーナーで平川を抜き、2番手に浮上した。
3台によるトップ争いはレース後半になっても終わることはなく、残り周回数が少なくなるにつれて激化していく。8周目に2分00秒885のファステストラップを記録した翁長が三浦に並びかけていき、激戦の末トップに浮上。それに対し、三浦も負けじと勝負を仕掛けていき、各コーナーで2台が隙を探り合うバトルに発展していった。ストレートスピードの伸びを重視したセッティングで挑んでいた三浦は、その強みを生かして9周目のメインストレートで再逆転をはたす。
しかしこれでも決着はつかず、最終ラップではコースの半分以上を2台が並走しながらバトルを展開。ダンロップコーナーで翁長が前に出て最終のパナソニックコーナーを駆け上がったが、諦めず最後まで背後につけてていた三浦がメインストレートで並びかけ、ゴール数十メートル前で逆転。0.078秒というKYOJO CUP史上一番の僅差で三浦が開幕2連勝を飾った。2位には翁長が続き2戦連続で表彰台を獲得。3位の平川は今季初表彰台となった。
次回のKYOJO CUPは9月24日(日)に富士スピードウェイで行われる。
第2戦 優勝:三浦愛(Team M VITA)
「2連勝することの難しさと感じました。予選の時からみんなにマークされて全然リズムが取れず、予選は3番手になりましたが、チームが良いクルマを作ってくれたので決勝には自信がありました。今回は決勝に向けてストレート重視のセッティングにしていたので、コーナリングは厳しい部分もありましたが、そのセッティングにしたことは当たりだったなと思います。それは私の力ではなくエンジニアやスタッフのおかげです。最終ラップの翁長選手とのバトルのなかで、仮に自分が前にいる状態で最終コーナーの立ち上がりでミスをしてしまうと絶対に抜かれてしまうことが頭によぎりました。なので、あまり無理はせずにプレッシャーをかけ続けて最終コーナーを駆け上がりました。自分たちが組み立ててきたクルマ作りが良い方向に出たなというところでした。オープニングラップからずっと気が抜けないし、前を見ているよりバックミラーを見ている方が多いんじゃないかというくらい忙しいレースでした。平川選手もとても速く、KYOJO CUPのレベルが上がってきていると感じました」
「2連勝することの難しさと感じました。予選の時からみんなにマークされて全然リズムが取れず、予選は3番手になりましたが、チームが良いクルマを作ってくれたので決勝には自信がありました。今回は決勝に向けてストレート重視のセッティングにしていたので、コーナリングは厳しい部分もありましたが、そのセッティングにしたことは当たりだったなと思います。それは私の力ではなくエンジニアやスタッフのおかげです。最終ラップの翁長選手とのバトルのなかで、仮に自分が前にいる状態で最終コーナーの立ち上がりでミスをしてしまうと絶対に抜かれてしまうことが頭によぎりました。なので、あまり無理はせずにプレッシャーをかけ続けて最終コーナーを駆け上がりました。自分たちが組み立ててきたクルマ作りが良い方向に出たなというところでした。オープニングラップからずっと気が抜けないし、前を見ているよりバックミラーを見ている方が多いんじゃないかというくらい忙しいレースでした。平川選手もとても速く、KYOJO CUPのレベルが上がってきていると感じました」
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=ZCkWfe9_LWQ
詳しいレースレポートは後日ホームページに掲載します。
https://drivingathlete.com/
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