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モバイル通話をテキスト化して分析、営業現場のデータ利活用高度化を図る新サービス「COTOHA Voice Insight ビジネス通話プラン」を提供開始

～通話内容をAIが分析・レポートし、営業活動の改善に結びつけることが可能～

2023年3月24日 12:30

　NTTコミュニケーションズ株式会社(以下NTT Com)は、モバイル通話の音声をデータとして利活用できるサービス「COTOHA Voice Insight ビジネス通話プラン」(以下本サービス)(※1)の提供を、2023年3月24日より開始します。本サービスによりスマートフォンやフィーチャーフォンによるモバイル通話の音声をテキストに変換(※2)でき、会話内容の共有や再現が容易になります。また、テキスト化した通話から特定の単語を検索し法令に抵触する恐れのある不適切な会話を抽出するコンプライアンスチェックや、本サービス専用のAIによるトーク分析を活用した営業活動の評価と改善提案を行えます(※3)。

1. 背景

　営業現場のデジタルトランスフォーメーションに向けて、顧客折衝を行っているモバイル通話音声をテキストに変換し、データとして利活用するソリューションへの関心が高まっています。本サービスは、NTT Comがコンタクトセンター向けを中心に提供してきた音声通話に関連する技術とNTTドコモの「通話録音サービス」を連携させ、通話音声のテキスト化によるデータ利活用を実現します。

2. 本サービスの概要

<本サービスのイメージ図>

　本サービスにより、営業現場のデジタルトランスフォーメーションに向けたモバイル通話音声の利活用を実現します。本サービスの機能は以下の通りです。

・NTTドコモの「通話録音サービス」を通して記録したモバイル音声通話データ保存機能

・音声データのテキスト化機能

・特定の単語を検索し通話内容のコンプライアンスチェックを行う機能

・営業トーク改善やノウハウの可視化・共有を目的としたAIによる会話分析レポート作成機能 (オプション)

3. 本サービスの特長

(1) 音声のテキスト化により営業現場のデータ利活用を促進

　検索や加工・編集が難しい音声データをテキスト化することで通話内容の可視化と一元管理ができ、組織内で利活用できます。担当者間の通話内容共有に加えて、聞き漏らしや不明瞭だった会話を通話先・日時を元に再現し折衝内容を再確認できるなど、営業現場の業務効率化に貢献します。

(2) コンプライアンスチェックを効率化

　テキスト化した通話内容から任意の単語を検索(※4)可能です。法令に抵触する恐れのある単語を含んだ不適切な通話を抽出するコンプライアンスチェック業務を、可視化したテキストをデータとすることで、音声データを聞き直しチェックする場合に比べて最大約30倍と大幅に効率化できます。また、検索条件を変更してさまざまな監査に対応できるほか、検索条件の保存・再利用により定期的なチェックが容易になります。

(3) AIによる会話分析レポートで営業活動を改善(オプション)

　任意の音声ファイルを選択して、営業トークの客観的な分析レポートを作成できます。20,000件以上のデータで学習したAIが通話内容を数値やグラフで可視化し、改善ポイントを提案します。例えば、成約率の高い優秀な営業担当者のノウハウを蓄積・共有したい、OJTによらず科学的なデータに基づきメンバーの成長を促したい、新任者に質の高い営業トークを学ばせ短期間で育成したいといったニーズに対応し、勝ちパターンを全員が身につけることで組織としての営業力を向上できます。

<分析レポート例>