山形県とNTT Com、イノベーション創出に関する 連携協定を締結

　山形県とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、観光、教育、医療などの分野において先進技術を活用したイノベーション創出による地域活性化に向け、2023年2月27日に連携協定(以下 本協定)を締結します。本協定にもとづき両者は、地元企業のビジネスアイデアの実現や起業家の創業を支援します。

1．背景

　山形県では、先進技術を活用したイノベーション創出による産業の高付加価値化や、地域のさらなる活性化をめざしています。その一環として山形県の創業支援に関する知見や、NTT ComのAIや5Gに関するノウハウを地域の産業振興に役立てることで、関係人口(※1)の拡大や地域経済の発展に貢献します。

2．本協定の概要

　本協定では、「スタートアップステーション・ジョージ山形」(※2)など山形県内にあるコワーキングスペースを拠点に、起業家の創業支援や地元企業の取り組みをサポートします。主な活動内容は以下の通りです。

(1)起業家の創業支援

　起業家向けに、先進的な取り組み事例やサービスに関する専門家のセミナー開催や拠点常駐スタッフによる窓口相談により、創業支援を推進します。

(2)地元企業のDX推進支援

　地元企業のビジネスアイデア実現に向け、ビジネスモデルの創出、AIや5Gなどの先進技術を活用した新規サービスの開発、実証実験や市場開拓の支援を行います。

＜本協定のイメージ図＞

3. 各社の役割

　山形県:県内コワーキングスペースの提供およびセミナーの企画や相談窓口の運営

　NTT Com:AIや5Gなどを活用した地元企業の新規サービスの開発や実証実験などの支援

4．今後の展開

　両者は、地元企業を対象とした企業間マッチングなどを推進し、付加価値の高いビジネス創出に向けた支援を充実させることで、さらなる地域の活性化をめざします。

(※1): 関係人口とは、地域外に拠点を持ちながらも、地域や地域の人と継続的に関わる人の数です。

(※2): 「スタートアップステーション・ジョージ山形」とは、ビジネスアイデアの具現化を進める相談窓口など、地元企業や創業を目指す起業家の活動を支援する場所やサービスを提供するコワーキングスペースです。