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    NTT Comのストレージ最適化ソリューションが 国内最大規模・社員数約10万人の東芝グループ全社ファイルサーバーとして採用

    ~約1PBの大量データ移行を完遂し、ストレージ関連費用を大幅削減~

     NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)、Wasabi Technologies Japan合同会社(以下 Wasabi)、ネットアップ合同会社(以下  ネットアップ)の3社は、NTT Comが提供するクラウドマネジメントソリューションである「ストレージ最適化ソリューション(Wasabi Tiering for NetApp)」(以下 本ソリューション)を、東芝インフォメーションシステムズ株式会社および東芝デジタルソリューションズ株式会社と連携し、東芝グループ社員約10万人が利用するファイルサーバーとして2022年9月より本格導入しました。本ソリューションの導入により、データ蓄積・活用におけるコスト最適化を実現し、東芝グループのDX推進に貢献します。


    1. 背景

     近年、社会・産業のデジタル化が進み、さまざまな分野でのデータ利活用が本格化する一方で、増加するデータの蓄積・管理のためのストレージ関連コストが課題となっており、クラウド基盤を活用したストレージ階層化への注目が高まっています。

     東芝グループでも、データ容量1PB(ペタバイト)(※1)にもおよぶ国内最大規模のファイルサーバーを保有しており、増大を続けるデータのストレージ関連コストが課題となっていました。

     NTT Comは、企業がビジネスを推進する上で直面するDX推進、働き方改革、セキュリティ、CX向上、システム運用などの課題解決にむけ、5つのソリューションモデル(※2)を展開していますが、今回、Wasabiやネットアップと連携し、ソリューションモデルの1つである「クラウドマネジメントソリューション」を、お客さまのDXに資する新たなデータ蓄積基盤(ファイルサーバー)として提供しました。 

           

    2.  本ソリューションの特長

    (1)アクセス頻度に応じた自動ティアリング(階層化)によるストレージ関連コストの削減

     アクセス頻度が高いホットデータはストレージ上に配置し、アクセス頻度が低いコールドデータはWasabiの「Wasabi オブジェクトストレージ」(※3)に配置する自動ティアリング(階層化)により、ストレージ関連コストが大きく削減できます。また、ダウンロード時のデータ転送料(通信費用)が発生しません。


    (2)大規模・大容量のファイルサーバーでもストレスなく利用可能

     ネットアップのストレージと「Wasabi オブジェクトストレージ」はNTT Comのデータセンター構内で接続しており、オンプレミス並みのセキュアで低レイテンシーの接続環境でストレスなく利用可能です。

     

    (3)BCP対策のための拠点冗長構成も可能

     ネットアップのストレージと「Wasabi オブジェクトストレージ」をNTT  Comの関東、関西のデータセンターに分散配置することでBCP対策のご要望にも対応可能です。

     

    (4)構築から運用支援までの一元対応

     自社サービスとして、データセンターやネットワークを所有するため、構築からデータ移行、運用支援まで一元的にサポートすることが可能です。

     

    <構成イメージ図>


     3. エンドースメント

    東芝インフォメーションシステムズ株式会社 ITプラットフォーム推進部長 濁川 克宏 氏

     当グループでは、約10万人規模で利用するファイルサーバーのデータ管理コストの肥大化と大容量データの移行が課題であり、本ソリューションを導入することで課題解決できると判断いたしました。実際にNTT Comは、導入からデータ移行、運用支援まで一気通貫で対応してくれましたが、データセンターからネットワークサービスまで一元的に提供するNTT Comだからこそできたことだと思っております。懸念材料だったセキュリティに関しても、ネットアップのストレージと「Wasabi オブジェクトストレージ」はNTT Comのデータセンター構内で接続しており、オンプレミス並みのセキュアな環境に満足しております。

     結果、データ管理コストも最適化(約30%コスト削減)されました。これにより当グループのDXがさらに加速することが期待できます。今後もNTT ComとWasabi、ネットアップによるさらなる革新的なストレージソリューションが提供されることを期待しています。

     

    4. 今後の展開

     各社は本ソリューションの提供に加え、東芝デジタルソリューションズのソリューション・サービス(※4)との連携を強化することにより、ソリューションの幅をさらに広げ、世の中の更なるDX推進とデータ利活用の促進、肥大化するストレージ関連コストの最適化に努めます。

     また、昨今猛威をふるっているランサムウェアのセキュリティ対策に特化したさらなる機能拡充を行い、ソリューションを進化させていく予定です。

     

    (※1): ペタバイトはテラバイトの1000倍で、2時間の映画約20万本分のデータ容量。

    (※2) : 5つのソリューションモデルとは、NTT Comがお客さまのコンサルティングを手掛ける中で、多くのお客さまの共通的な課題となっていた「DX推進」「働き方改革」「セキュリティ」「CX向上」「システム運用」を解決するため、これまでに蓄積したノウハウやベストプラクティスを活用して組み上げモデル化したもので、「クラウドマネジメントソリューション」はこのうちの「DX推進」を実現するモデルの一つ。

    (参考)https://www.ntt.com/business/lp/solmodel.html

    (※3) :「Wasabi オブジェクトストレージ」は、NTT Comのデータ利活用基盤「Smart Data Platform」のストレージメニューの1つ。         

    https://www.ntt.com/business/sdpf/

    (※4) :「東芝マネージドサービス Albacore(TM) クラウドマネージドサービス」

    (参考)https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/ict-platform/albacore.html

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