神楽坂のアートギャラリー「√K Contemporary」にて コーネーリア・トムセンの個展を8月27日から開催

√K Contemporary(ルートKコンテンポラリー／東京・新宿)では、2022年8月27日(土)～9月24日(土)にかけて、旧東ドイツ出身、NY在住のアーティスト、コーネーリア・トムセンの個展「Unfolding Ratio」を開催いたします。

詳細： https://root-k.jp/exhibitions/cornelia-thomsen-unfolding-ratio/

コーネーリア・トムセン「Unfolding Ratio」MV

日本で三回目の個展となる本展では、コーネーリアの代表的なStripesシリーズをはじめ、ミニマルなモノクロームのGRシリーズ、そして日本初公開となるポートレート作品等、旧作から新作を含めた作品群を展示いたします。

コーネーリア・トムセン「Anna c02」(2021)／25.5×20.5cm／Oil on canvas

写実主義が主たる表現手法であった旧東ドイツに生まれ育ったコーネーリアは、初期には具象を描いていましたが、東西ドイツの統合を経て初めて抽象表現に出会います。その後は、Stripes等の繊細でアイコニックな抽象作品を生み出していきます。

抽象画家として知られるコーネーリアが具象へと回帰し、近年、このポートレートシリーズを描いてきました。初期の具象とは異なり、写実ではなくある種の抽象性を併せ持つ作品群には、抽象作品に見える「光」が存在し、新たな芸術表現へと昇華しています。コーネーリアの視線は自然の情景や自身の心象から現代を生きる女性へとむけられ、対峙し、その内面にある強さと儚さ、静かな目の中に宿る独立心やアイデンティティーを私たちに訴えかけてきます。

その他、ミニマルな2色の対比が緊張感を生み出すGRシリーズ、水彩のグラデーションが風に揺れる木の葉や雨音を想起させるGardenシリーズ、そして油彩の間にメタリックな輝きが見える銅板作品など、多様なコーネーリアの画業の変遷をご覧いただける展示となっています。さらに、NFT作品も出展いたします。是非ご高覧ください。

■コーネーリア・トムセン「Unfolding Ratio」開催概要

企画展名 ｜ Cornelia Thomsen Solo Exhibition, Unfolding Ratio

出展作家 ｜ コーネーリア・トムセン／Cornelia Thomsen

会期　　 ｜ 2022年8月27日(土)～9月24日(土)＊日・月休廊、祝日開廊

会場　　 ｜ √K Contemporary (ルートKコンテンポラリー)

　　　　 　 Address： 東京都新宿区南町6

　　　　 　 Tel　　： 03-6280-8808

　　　　 　 Email　： info@root-k.jp

企画展Web｜ https://root-k.jp/exhibitions/cornelia-thomsen-unfolding-ratio/

入場料　 ｜ 無料

主催　　 ｜ √K Contemporary

協力　　 ｜ Luca Scandinavia

後援　　 ｜ ドイツ連邦共和国大使館

■コーネーリア・トムセン×北欧アンティーク家具のコラボレーション企画！

本展では、Luca Scandinavia(東京・銀座)とのコラボレーションによる特別展示を行います。

√K Contemporaryのギャラリーでは、コーネーリアの作品群に合わせてセレクトした北欧アンティーク家具の逸品たちを展示いたします。「Space」をコンセプトにしたギャラリーに出現する住空間と併せてコーネーリアの作品をゆっくりとお楽しみいただき、家具とアートのコーディネートでご購入いただく事が可能です。さらに、本展にあわせて、Luca Scandinavia(東京・銀座)では、8月27日(土)～9月10日(土)にかけてコーネーリアの作品を特別展示いたします。ぜひ趣ある北欧アンティーク家具とコーネーリアの作品群のコラボレーションをお楽しみください。

＜コーネーリア・トムセン「Unfolding Ratio」特別展示＞

会期　　 ｜ 2022年8月27日(土)～9月10日(土)

会場　　 ｜ Luca Scandinavia(ルカスカンジナビア)

住所　　 ｜ 〒104-0061　東京都中央区銀座1-9-6 松岡第二銀緑館1F

Tel　　　｜ 03-3535-3235

Hours　　｜ 12:00-19:00(水曜定休)

Web　　　｜ https://www.luca-inc.com/

Instagram｜ @lucascandinavia

※臨時休業を頂く場合がございますので、お出かけの際にはLuca ScandinaviaのWebサイトをご確認ください。

■Events

会期中、コーネーリア・トムセンの来日に合わせてイベント開催を予定しています。詳細確定次第Webサイト及びSNSにて配信いたします。ご期待ください！

本展Webサイト→ https://root-k.jp/exhibitions/cornelia-thomsen-unfolding-ratio/

■Artist Statement

Each of my series, from the abstract Stripes paintings to the Garden watercolors and my recent portraits, meditates on a distinct moment in a complex professional, psychological, and political journey.

抽象表現のStripes、水彩のガーデン、そして最近のポートレートシリーズまで、私が描いている作品は、どれも職業的、心理的、そして政治的な探究が複雑に絡み合う特異な瞬間に思いを巡らせたものです。

Cornelia Thomsen

■Featured Works

コーネーリア・トムセン「Stripes Nr. 102+103」(2016)／183×244cm／Oil on canvas

コーネーリア・トムセン「Stripes Nr. 121」」(2018)／40.5×30.5cm／Oil on canvas

コーネーリア・トムセン「Stripes Nr. 125」(2020)／92×122cm／Oil on canvas

コーネーリア・トムセン「Stripes Nr. 126」(2021)／71×102cm／Oil on canvas

コーネーリア・トムセン「Stripes Nr. 141」(2019)／25.5×20.5cm／Oil on copper, framed

コーネーリア・トムセン「GR Nr. 06」(2021)／23×30.5 cm each／Oil on canvas(set of 6)

コーネーリア・トムセン「Anna c03」(2021)／25.5×20.5cm／Oil on canvas

■Artist｜コーネーリア・トムセン／Cornelia Thomsen

1970年ルドルシュタット(旧東ドイツ)生まれ。マイセン窯(ドイツ、マイセン)にて絵付師として働く。アカデミー・オブ・アート・アンド・デザイン(オッフェンバック／マイン、ドイツ)にて学ぶ。現在はニューヨークで活動。

旧東ドイツで生まれ育ったコーネーリア・トムセンは、当時の政府が推奨していた社会主義リアリストの作品や、育った土地の古城で見たバロック絵画、絵付師として働いていたマイセン窯の美意識に大きな影響を受けました。1989年のドイツの再統一で東西の行き来が可能になった事で、彼女は芸術への思いを強くし、画家を志すようになりました。そしてマイセン窯を退職してダルムシュタットのThe Pohle-Stiehl Art Schoolに進学し、その後オッフェンバックのThe University of Art and Designに学び、現在、ニューヨークを拠点とし、アメリカ国内やヨーロッパなどで個展を開き作品を発表しています。

Public Collection：

Ackland Art Museum, Chapel Hill, North Carolina

Fairfield University Art Museum, Fairfield, Connecticut

Friedrich Frbel Museum, Bad Blankenburg, Germany

Los Angeles County Museum of Art, Los Angeles

Mildred Lane Kemper Art Museum at Washington University, St. Louis, Missouri

Minneapolis Institute of Art, Minneapolis

Tucson Museum of Art, Tucson, Arizona

コーネーリア・トムセン

■新型コロナウイルス感染症対策について

新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、開催内容が変更となる可能性がございます。何卒ご了承ください。ご来場の際は、マスク着用及び検温、手指のアルコール消毒に御協力ください。

■√K Contemporaryについて

√K Contemporaryは、次世代を担う優れたアーティストを広く紹介していく場として、2020年3月神楽坂にオープンしました。先人達の芸術思考を学び、その審美眼を以って主に戦後から現代、そしてコンテンポラリーアートを幅広く紹介するこのギャラリーには、時空や国境を越えて芸術の本質に触れる場を作りたい、という想いが込められています。

公式HP　 ： https://root-k.jp

Twitter　： @rk_contemporary

Facebook ： @rootkcontemporary

Instagram： @rk_contemporary