調査・報告

社員の「職場推奨度」と相関が強い口コミ項目、 TOP2は「経営陣の手腕」「仕事を通じた社会貢献」。

ー会社口コミプラットフォーム『ライトハウス』口コミ分析レポートー

2022年7月28日 16:30

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：鈴木孝二）が運営する日本最大の会社口コミプラットフォーム『ライトハウス』（https://en-hyouban.com/）は、同サイトに掲載されている社員・元社員による約62万件の口コミ分析を行ないました。以下、概要をご報告します。

「職場の推奨度」と相関の強い『ライトハウス』の口コミ項目

「職場の推奨度（回答者が在籍中、もしくは在籍していた企業について、自身の親しい知人・友人、家族にどの程度おすすめしたいと思うか）」との相関が強い口コミ項目を分析したところ、トップ2は「経営陣の手腕」、「仕事を通じた社会貢献」でした。

「年収・給与の納得度」や「勤務時間への納得度」といった勤務条件面の評価項目よりもわずかに強い相関がみられます。従業員エンゲージメントに関する経営陣の力量や仕事の社会貢献性の重要性が明らかになる結果となりました。

【調査概要】

■調査対象　：『ライトハウス』を利用する社会人ユーザー

■有効回答数：62万3058件

■調査期間　：2020年6月1日～2022年6月30日

■調査方法　：『ライトハウス』会員登録フローで取得する企業評価項目（5段階評価）のスコアと職場の推奨度（11段階評価）の相関係数を算出

担当者コメント　～『ライトハウス』運営担当　津田秀人～

今回調査を実施した「職場の推奨度」は、企業に対する従業員の貢献意欲を示す従業員エンゲージメントと強く関連しています。これは、従業員と企業間の「信頼の度合い」と言い換えられます。世界で見ると、日本は従業員エンゲージメントに課題を抱える企業が多いと言われています。従業員エンゲージメントの低下を無視すれば、従業員満足度や生産性の低下、離職率の増大にもつながるため、近年日本でも意識する企業が増えているようです。

「職場の推奨度」や従業員エンゲージメントの向上施策としては、「年収」や「残業時間」など、条件面の改善に目が向きがちです。一方、今回の調査では、働き手は「経営陣の手腕」や「仕事を通じた社会貢献」を重視していることがわかりました。もちろん条件面の改善は不満を防ぐ意味で重要ですが、それだけで従業員エンゲージメントが上がるわけではありません。今回のレポートで強い相関が示された項目にもアプローチする必要があるといえるでしょう。

また求職者の方も、給与などの勤務条件だけでなく、こうした項目の評価を口コミでチェックすることで、入社後の満足度が高い企業を見極めることができると思います。より良い判断をするための情報源の一つとして、ぜひ企業の口コミを活用していただきたいです。

日本最大の会社口コミプラットフォーム『ライトハウス』

https://en-hyouban.com/