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    「もしも猫展」名古屋市博物館にて7月2日(土)から開催!

    猫が人だったら、人が猫だったら。

    2022年6月28日 10:00
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    中京テレビ放送は、名古屋市博物館とともに主催する「もしも猫展」を2022年7月2日(土)より名古屋市博物館で開催いたします。


    「もしも猫展」7月2日(土)開幕!


    「もしも、うちの猫が人のように話したら?」そんな想像をしたことはありませんか。

    人間以外の何かを人間になぞらえることを擬人化(ぎじんか)とよびます。

    天保12年(1841)頃から、浮世絵師の歌川国芳《うたがわくによし》は猫を擬人化したり、役者を猫にした作品を次々と発表していきます。

    本展では猫の擬人化作品と、それらを描いた歌川国芳を主軸に据えながら、江戸時代の擬人化表現の面白さに着目します。そのなかで、なぜ国芳の作品にかくも惹きつけられるのか、その魅力のありかを探っていきます。


    歌川国芳 流行猫の曲鞠 個人蔵


    【みどころ】

    1) 人のような猫の愛嬌ある姿を楽しむ

    猫をテーマに据えた浮世絵をはじめとする135件の作品により、江戸時代における擬人化の世界を紹介します。浮世絵や猫を愛してやまない皆さんはもちろんのこと、現代の擬人化表現に関心を持つ方にも楽しんでいただけることでしょう。

    ユーモラスで愛嬌ある姿に思わずクスリとすること、請け合いです。


    2) 歌川国芳の機智に富んだアイデアを楽しむ

    大の猫好きとして知られる浮世絵師の歌川国芳《うたがわくによし》は、天保12年(1841)から集中的に猫の擬人化作品を描いています。その展開と後世への影響を紹介しながら国芳の魅力を探ります。機智に富んだアイデア溢れる国芳の作品をご堪能ください。


    3) クイズやAR体験で楽しむ

    作品を見くらべることで理解を深める「くらべるクイズ」、「もしも国芳らが描いた猫たちが絵から飛び出してきたら?」を実現した「もしもAR」など、展覧会を楽しむための仕掛けをご用意しています。さまざまな切り口から作品をご鑑賞いただけます。



    【展示構成】

    序章) 猫を描く人

    もしも猫が人であったなら。人が猫であったなら。

    多くの人が抱く夢想ですが、突き詰めた絵師といえば、この人をおいて他にいないでしょう。根っからの猫好きで知られる浮世絵師の歌川国芳《うたがわくによし》を紹介します。


    第1章) くらべてみる

    展覧会の幕開けとして、擬人化して描いた作品と、共有されていたイメージを具体的に見くらべてみることで、擬人化表現の魅力を再発見していきます。


    歌川国利 新版猫の玉のり 個人蔵

    新版玉のり尽 個人蔵


    第2章) 擬人化の効能

    擬人化世界の入り口としてまず、人ならぬものが主役の異類物《いるいもの》を、つづいて昔ばなしや戯画《ぎが》、風刺画《ふうしが》など、江戸時代から明治にかけての擬人化作品を紹介していきます。

    これらを眺めていくことで、擬人化することによりどのような効能が引き出されるのか、感じていただけることでしょう。


    第3章) おこまものがたり

    天保13年(1842)、山東京山と歌川国芳によって、猫のおこまの一代記をあらわした合巻《ごうかん》(長編小説)『朧月《おぼろづき》猫《ねこ》の草紙《そうし》』が刊行され、人気をよびました。異類《いるい》(人にあらぬもの)の婚礼儀礼をつづった「嫁入物《よめいりもの》」の流れのなかに同書を位置づけながら、「おこまものがたり」の継承と広がりを明らかにしてきます。


    山東京山作・歌川国芳画『朧月猫の草紙』六編 個人蔵


    第4章) 人、猫になる

    天保12年(1841)、歌川国芳《うたがわくによし》による団扇絵《うちわえ》「猫の百面相《ひゃくめんそう》」が流行します。猫を人のように描くのではなく、実在する人間の歌舞伎役者を猫に見立てて描くという趣向は、これまでにない新機軸でした。こちらは「もしも、あの有名人が猫になったら?」というアイデアが起点になったものといえるでしょう

    「猫の百面相」流行の様相と展開をみていきます。



    【特集】おしゃべりな顔、百面相

    『朧月猫の草紙』や「猫の百面相」を発表する少し前から、国芳は「百面相」なる絵を手掛けるようになります。表情だけでその人がどのような状況に置かれているのかを滑稽に表したものです。「猫の百面相」との関係を探りつつ、国芳の「百面相」を見ていきます。


    第5章) 国芳のまなざし

    いかに対象を観察し、描くか。そしてアイデアをどのように膨《ふく》らませ、形にしていくか。「百面相《ひゃくめんそう》」で培《つちか》われた画才は、そのまま猫の戯画《ぎが》にも結実しています。国芳の観察力や的確な表現力とともに、次から次へとあふれでるユーモラスなアイデアをお楽しみください。


    歌川国芳 流行猫の狂言づくし 個人蔵


    終章) もしも…。

    展覧会の最後にもういちど、歌川国芳が擬人化猫作品を集中的に描きはじめた頃の作例をご覧いただきます。浮世絵師、歌川国芳の溢れる才と魅力を存分にご堪能ください。



    【開催概要】

    展覧会名 : 「もしも猫展」

    会期   : 2022年7月2日(土)~8月21日(日)

    会場   : 名古屋市博物館

           (愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1)

           TEL 052-853-2655 FAX 052-853-3636

           http://www.museum.city.nagoya.jp/

    開館時間 : 9時30分~17時00分(入場は16時30分まで)

    休館日  : 7月4日、11日、19日、25日、26日、8月1日、8日

    主催   : 名古屋市博物館、中京テレビ放送

    公式サイト: https://www.ctv.co.jp/nekoten/

    Twitter  : https://twitter.com/NEKOTENNAGOYA

    Instagram : https://www.instagram.com/nekotennagoya/

    観覧料  : 一般1,600(1,400)円、高大生1,000(800)円、小中生500(300)円

           ・( )内は前売および20名以上の団体料金。

           ・前売券は2022年7月1日(金)までお求めいただけます。

           ・高大生・中学生は学生証等を提示してください。

           ・名古屋市交通局の一日乗車券・ドニチエコきっぷを利用して

            ご来館の方は当日料金より100円割引。

           ・身体等に障害のある方は手帳、難病患者の方は受給者証の

            ご提示により、本人と介護者2名まで当日料金の半額。

           ・各種割引は重複してご利用していただくことはできません。

            ご了承ください。

    音声ガイド: 会場内の二次元コードを、お手持ちのスマートフォンで読み取ると

           音声ガイドをお聞きいただけます。※ご利用無料

    中京テレビ放送株式会社

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