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    エムコマース、指紋認証技術を利用したUSB型ハードウェア暗号器 「BioEncryptor(仮称)」の開発に着手

    ~クラウドサーバーに安心してデータを保存/リモートワークに最適~

    2021年6月10日 09:30
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    指紋認証の老舗、エムコマース株式会社(本社:神奈川県横浜市神奈川区、代表取締役社長:吉野 則幸)は、クラウドサーバーや共有サーバーに安全にデータを保存・共有するため指紋認証AES256準拠の高速ハードウェア暗号器「BioEncryptor(バイオエンクリプタ)(仮称)」の開発に着手しました。販売開始時期は2021年10月を予定しています。



    ■開発の背景

    テレワーク等の働き方の多様化でクラウドサーバーや共有サーバーへの遠隔操作が必須となり、またIT技術進化に伴い、データ保存・共有が簡単に実現でき利用者の利便性が向上しています。しかし、業務における情報セキュリティは非常に重要視されており、ウィルス感染や重要データの拡散といった残留リスクが管理者を悩ませています。


    また、マイナンバー制度の運用が本格化されることにより、セキュリティ対策の強化(なりすましやハッキング対策)が求められており、パスワード認証の欠点が露呈する中、より完全な対策として、技術が成熟しつつある指紋認証の採用が再検討され始めています。


    本製品はクラウドサーバー等を利用したデータ保存・共有を安全に実現することを目的に、専用ハードウェアによる高速かつ高度な暗号化(AES256準拠)と累積利用者15万人以上の実績があり、本人拒否率0.05%の認証精度を誇る指紋認証USBメモリ「Biocryptodisk-ISPX Track」の基本技術を組み合わせた製品です。



    ■BioEncryptor特徴

    (1) 高精度の指紋認証で利用者を限定

    認証精度 他人受入率 0.0001%、本人拒否率 0.05% 認証速度0.6秒でストレスを感じません。パスワード等のバックドアはありません。


    (2) 暗号鍵(秘密鍵)はBioEncryptorにより生成され、本体の秘匿領域に格納され外部に取り出すことはできません。


    (3) BioEncryptorはECDSA P-256電子証明書方式で暗号鍵(公開鍵、秘密鍵)を生成し、データはAES256-bit CBCモデルの内部ハードウェアエンジンで高速暗号化されます。


    (4) ECDSA P-256電子証明書方式を用いることで別のBioEncryptorを持っている利用者との暗号データに引き渡しが可能です。


    (5) BioEncryptorを利用したPCの履歴情報が自動的に格納されます。


    (6) BioEncryptorを利用できるPCを限定(端末限定)が可能です。(オプション)


    (7) 指紋認証機能付き自動暗号化USBメモリとしても利用可能です。

    ※安全なデータ持ち運び


    (8) PCに特別なドライバー、ソフトウェアのインストールは必要ありません。


    (9) 機器内認証のため、指紋情報はもちろん認証情報を一切PC側に送信しません。


    (10) 紛失や盗難に遭っても内部のメモリを取り出せない物理的な対策を施しています。



    ■BioEncryptorの応用分野

    (1) 企業におけるテレワーク支援


    (2) 教育分野での遠隔による出席管理、クラウドサーバーを用いた安全なデータの受け渡し、教師のための安全なデータの持ち運び、学内サーバーへのアクセス管理 等


    (3) 医療分野でのクラウドサーバーを用いた安全なデータの受け渡し、医師のための安全なデータの持ち運び、院内サーバーへのアクセス管理、学会出席時の安全なデータ持運び、受け渡し 等


    (4) その他、金融機関、研究機関、政府機関や自治体等の幅広い分野での応用が可能です。



    ■暗号化されたデータの共有

    「BioEncryptor」内部には最大50(50人分)までの電子証明書が格納できます。この電子証明書をグループ毎に共有し、個々の「BioEncryptor」に格納することで、同じ電子証明書を持つ利用者間での暗号化されたデータの共有が実現されます。


    <使用例>

    利用者A:BioEncryptor内 (0)管理部証明書、(1)営業部証明書、(2)技術部証明書

    利用者B:BioEncryptor内 (2)技術部証明書

    利用者C:BioEncryptor内 (1)営業部証明書、(3)製造部証明書


    利用者Aが(0)を用いて暗号化したデータを、本人Aは(0)の鍵を用いて複合化可能 

    利用者Aが(1)を用いて暗号化したデータを、利用者Cは(1)の鍵を用いて複合化可能 

    利用者Aが(2)を用いて暗号化したデータを、利用者Bは(2)の鍵を用いて複合化可能

    ※暗号化・複合化はBioEncryptor機器の内部で行われます。



    ■指紋認証ならではの特徴

    パスワード認証の欠点である「なりすまし」を防ぎ、確実な本人認証が行えます。パスワード失念など運用上の問題もなく、パスワード記録の紛失や盗難、ハッキングツールでパスワード情報を盗聴されることもありません。



    ■エムコマース株式会社 会社概要

    設立  : 平成14年1月

    代表者 : 代表取締役社長 吉野 則幸

    所在地 : 〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-35-10 リーヴ横浜西口ビル2F

    URL   : https://www.m-commercekk.jp/

    事業内容: ・指紋認証技術を利用した認証サーバーソフトの開発、販売

          ・指紋認証サーバーを利用しての認証サービス

          ・指紋認証S/WおよびH/Wの企画/開発/設計/保守/販売および輸出入

          ・日本およびアジアにおける市場調査およびマーケティングリサーチ

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