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    企業動向

    多摩都市モノレール様の本社棟及び全19駅に “Fortelion”リチウムイオン蓄電池搭載の UPS(無停電電源装置)を納入

    鉛電池からの置き換えにより、省スペース化及び長期間の電源供給を実現

     ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下、ソニービジネスソリューション)は、このたび多摩都市モノレール株式会社様(本社:東京都立川市、代表取締役社長:醍醐勇司、以下、多摩都市モノレール様)から、長寿命で安全性の高いリチウムイオン蓄電池を搭載したUPS(無停電電源装置)を受注しました。本装置は、モノレールの運行を支えるシステムのバックアップ電源として、本社棟および沿線全19駅に2018年10月から2020年3月にかけて納品する予定です。


    プレスリリースはこちら

    http://www.sonybsc.com/sbsc/press/2018/20180927.html


     本装置には、株式会社村田製作所(本社:京都府長岡京市、代表取締役会長兼社長:村田恒夫)のオリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池「Fortelion (フォルテリオン)」が搭載されています。今回、多摩都市モノレール様がUPSを更新されるにあたり、近年の気候変動、豪雨災害などを考慮し、「Fortelion」の長寿命と安全性を評価いただき、このたびの採用決定に至りました。

     

     一般的な鉛蓄電池の期待寿命は10年未満ですが、「Fortelion」の期待寿命は15年(*1)で、その間の電池交換が不要です。リチウムイオン電池はエネルギー密度が高く、小型軽量化された筐体でも長時間の電源供給が可能なことに加え、電池放電終了後も再充電すれば性能を維持したまま利用できます(*2)。さらに、小型化軽量化により、搬入、施工コストの削減や省スペース化も実現しています。

     安全性に関しては、第3者機関(*3)における安全性試験のほか、消防型式認定の取得や日本工業規格(JIS)、日本電池工業会規格(SBA)、第三者安全科学機関(UL)の各種規格に適合した安全性の高い仕様となっています。

     また、メンテナンスの簡便化も実現しています。従来、鉛電池の点検では、装置を停止させたうえで、手作業にて電圧や抵抗値を計測する必要がありましたが、本装置ではIoT型の電池計測システムにより、装置を稼働した状態のまま、数分で、精度の高い測定と寿命診断が可能です。

    *1:ソニービジネスソリューション規程の条件下における期待寿命。

      システムとしての期待寿命は、電源や周辺機器全体で15年間。

    *2:放電終了後も電池寿命への影響はほとんどなく、バックアップ時間が減少

      することなく利用可能。

    *3:「nite」独立行政法人 製品評価技術基盤機構による試験、評価。

      評価報告書ページアドレス(https://www.nite.go.jp/data/000084645.pdf


    ■納入概要

    ・多摩都市モノレール 本社棟:電源容量 50kVA 電池容量 210kWh

    ・沿線全19駅(多摩センター駅~上北台駅):電源容量 20kVA 電池容量 84kWh


    ■納入予定UPSの主な特長

    ・長寿命かつ高い安全性をもつオリビン型リン酸鉄リチウムイオン蓄電池

     「Fortelion」を搭載し、15年間電池交換不要

    ・小型、軽量、省スペース化により、運搬搬入や設置施工コストを軽減

    ・IoT型電池計測システムの搭載により点検作業を簡便化し、精度の高い

     電池寿命測定も可能


     ソニービジネスソリューションは、今後も本リチウムイオン蓄電池の普及を推進し、鉄道会社様をはじめとした社会インフラ市場に向けて、信頼性の高い電源装置、エネルギー貯蔵装置を提供していきます。

     

     

    ■関連リンク:

    ソニー製品サイト 蓄電システム

    http://www.sony.jp/pro-battery/ 


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