atpress
    企業動向

    蓄電池用パワーコンディショナーで メガソーラーの稼働を実現 ~長周期の課題を解決~

    2017年3月28日 11:00
    FacebookTwitterLine
    株式会社YAMABISHI(本社:東京都太田区、CEO:蓮池 一憲)は、ハヤシソーラーシステム 高柳発電所(鹿児島県伊佐市)にリチウムイオン蓄電池用PCS(パワーコンディショナー)を導入し、2017年2月から稼働いたしました。
    ハヤシソーラーシステム 高柳発電所

    ▼「蓄電池用パワーコンディショナー」お問い合わせURL▼
    http://www.sotuu.net/yamabishi/campaign201703.html


    本事業はSII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)より平成26年度補正予算 再生可能エネルギー接続保留緊急対応補助金(再生可能エネルギー発電事業者のための蓄電システム導入支援事業)に採択され、長周期の出力変動対策として導入いただきました。日中の発電電力を全て蓄電池に貯蔵し、夜間に放電します。日中は軽負荷時の余剰電力が発生しないため、系統に負担をかけません。太陽光発電との接続は出力変動対策に最適なDCリンク方式を採用しています。電力系統に影響を与えない理想的なソーラーシステムです。

    2030年のベストミックス案では、再生可能エネルギーは22~24%を目標としています。持続可能な低炭素社会の実現に向け、蓄電池用PCSの導入を通じて再生可能エネルギーの更なる普及に貢献してまいります。


    ◆システム構成
    太陽光パネル    :1.2MW
    蓄電池用PCS     :1MW
    リチウムイオン蓄電池:6.4MWh

    ◆蓄電池用PCS 概要
    型式:YRW-750-200SHX-5PVX4
    電圧:三相3線 440V
    出力:200kW(MPPT DC/DCコンバータ50kW×4ユニット内蔵)
    台数:5台

    ◆高いシステム総合効率
    DCリンク方式及びSiCデバイスの採用により、従来型と比較して発電~放電まで最大10%のエネルギー効率改善が見込めます。(※1)
    トータル変換効率94.5%(MPPT DC/DCコンバータ98.5%、蓄電池用PCS96%)
    (※1) 公表されている公共産業向け蓄電システムの効率比較による(当社調べ)。
    蓄電池の充放電効率は考慮外。

    ◆DCリンク方式
    太陽光発電を直流のままダイレクトに蓄電する方式です。太陽光用PCSで交流に変換する「ACリンク方式」と比較して、変換損失が少なく収益性の向上が期待できます。また、太陽光発電が急峻な変動をしても電力系統に影響を与えません。

    ◆SiCデバイス
    蓄電池用PCS、MPPT DC/DCコンバータともにSiCデバイスを採用しています。従来のIGBTと比較して、最大25%の損失低減を実現いたします。


    ■株式会社YAMABISHI会社概要
    商   号  :株式会社YAMABISHI( http://www.yamabishi.co.jp )
    代表者    :CEO 蓮池 一憲
    本社所在地  :東京都大田区大森北2-4-18
    設立年月日  :1958年3月
    主な事業の内容:電源装置の開発・製造・販売
    資本金    :3,000万円

    ITの新着プレスリリース